日本人はとかく労働=善、無職=悪という意識が強すぎるんじゃないでしょうか。
ニートの人に代表されるように無職=社会非適合者というレッテルが貼られやすいかとおもいます。
でも究極的には働く必要があれば働いてもいいし、働かなくてもいいほどの財産があれば働かなくてもいいのだと思います。
一時的に意図的に無職であるのもいいと思います。
もちろんお金があれば死ぬまで無職でもいいでしょう。
株で食べていけるのならそれでもいいし、不動産経営で食べていけるならそれでもいいと思います。
でも株で儲けるのもそれほど楽ではありませんし、不動産経営も元手を用意しそれなりにリスクをとっています。
日本では、「働く」=「勤め人として働く」という固定観念が強すぎます。
英語で言うところのマインドセット、あるいはブレイン・ウオッシュ(洗脳)に近いですね。
宗教意識の希薄な日本人ですが、この労働に対する考え方は宗教にも匹敵するくらい日本人の心の中に深く根付いていると思います。
集団的な農作業を行ってきた大昔から、ラクしている人をみると許せない貧乏根性がはびこっているんでしょうね。
努力が大好きな国民性です。
簡単にはこの日本人の特性は変わらないと思います。
でも他人に迷惑さえかけなければ別に働いても働かなくてもどっちでもいいのだと思います。
他人に迷惑さえかけないというのは、犯罪行為に手をそめてお金を稼いだりとか、返す気のない借金をしないだとか、いい年して親に食わせてもらっていないとか、不正に国や自治体からお金をもらっていないということです。
経済的に自立しているということです。
他人に迷惑さえかけなければ、あとはその人の人生です。
その人がどのように人生を楽しもうとも、ほかの人があれこれ言う権利はありません。
でも経済的に自立するために、人は働き続けるのも事実です。
私もセミリタイアと言いつつけっこう働いています。
似非セミリタイアおやじです。
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