2泊3日で大阪に帰省中です。2日目の昼間に大阪南部の河南町の山あいにある大阪府立近つ飛鳥博物館を訪れました。
ユネスコの世界遺産に指定された堺市の「百舌鳥古墳群」と藤井寺、羽曳野市にある「古市古墳群」を中心とした古墳時代の出土品を展示し、古墳と古墳時代について学ぶ施設です。
博物館の建築について
1994年の開業ですので、私はその頃はもう大阪に住んでいませんでした。博物館の存在は知っていましたが、これまで行ったことがありませんので今回が初訪問です。
建築家の安藤忠雄氏による設計による建物で、前から一度見てみたいと思っていました。
当然ながら安藤氏の作品の代名詞とも言えるコンクリート打ちっぱなしの建物です。
博物館の模型がありました。
古墳と出土品の展示
入館料は大人650円。
大阪の大和側より南は大小の古墳だらけです。古墳時代は3世紀後半から6世紀にかけて続きました。
内部は4カ所を除き写真撮影OK。
メインの展示ルームの構造はなんとなく福井県立恐竜博物館に似ています。
埴輪いろいろ
埴輪は多種多様な形があるんですね。
水鳥の埴輪。お尻に穴が開いてました。
これも埴輪。
ブタ?イノシシ?の埴輪。
円筒埴輪は古墳の外周を取り巻くように置かれ、最も出土数の多いポピュラーな埴輪。
表情がおもしろい人型埴輪。
石棺
古墳の石室内に安置されていた石棺のレプリカ。
石室内の埋葬のイメージ。様々な副葬品が遺体とともに納められます。
ありゃ、床には雨漏り注意の張り紙とともにバケツが! 安藤氏の設計なのにと思ったけど施工の問題ですかね。
大仙古墳模型
展示室の中心には仁徳天皇の墓と伝えられる大仙古墳の1/150の模型がありました。1/150でも十分に大きいです。
ジオラマのようになっています。
四条畷市の蔀屋北遺跡から出土した馬の骨をもとに復元された古墳時代の馬。馬が埋葬されるということで、当時から人間にとって馬は重要な存在だったのかもしれません。
古墳時代の運搬道具ー修羅ー
国の重要文化財で藤井寺市の三ツ塚古墳から1978年に出土した修羅の実物。全長8mあり大きな石をのせて、そりのように運ぶ道具。腐らないように保存処理がされているそうです。
出土したのは私が小学校の時ですが、大阪のニュースでよく紹介されていた記憶があります。
卑弥呼の復元
復元された卑弥呼の衣装。卑弥呼の生きたとされる時代は弥生時代末期〜古墳時代の初期。
飛鳥時代に入ると古墳はさっぱり作られなくなってしまいます。
ミュージアムカフェ
ミュージアムカフェは金土日だけの営業。古墳パフェを食べようと思っていたので残念。
<古市古墳群>