鉄道沿線比較シリーズ第2回目です。今回は愛知・岐阜県を走る中央本線と大阪府・和歌山県を走るJR阪和線沿線の対決です。さっそく次の表を見てみましょう。
1. 大曽根VS天王寺
まず名古屋、大阪をスタートして約10㎞のところに大曽根、天王寺があります。大曽根は名古屋ドームと徳川園、徳川美術館がある街ですね。大曽根駅の西側は思いのほか高級住宅街だと思います。天王寺はあべのハルカス、天王寺動物園、近くには新世界、あいりん地区から飛田新地までありますね。個性的という点では天王寺に軍配が上がるでしょう。
2.春日井VS堺
この戦いは堺のほうが大差で勝利ではないでしょうか。世界最大の墓である仁徳天皇陵をはじめとする大規模な古墳群、鉄砲鍛冶に由来する刃物の街、世界最大の自転車パーツメーカーのシマノの本社もあります。紀州街道沿いには古い街並みも残っています。
春日井はあまり印象がないですね。強いてあげればサボテンの産地くらいでしょうか。名古屋のベッドタウンです。
3.多治見VS岸和田
熊谷と毎年日本一の暑さを競う岐阜県多治見市は陶磁器の街です。かたや岸和田はだんじり祭りの街です。見どころとしては多治見の方がたくさんありますね。私は多治見市、結構好きです。陶磁器の窯元も多数ありますし紅葉の名所の虎渓山永保寺もあります。
4.土岐VS日根野
土岐の方がいいんじゃないでしょうか。土岐も多治見と同様、陶磁器の街で郊外にはアウトレットもあります。日根野は関空への乗換駅であまり見どころはないかと思います。でも関空の魅力は高いですね。空港全体がほとんど一つの街です。一回しか利用したことがないですが・・
5.恵那VS和歌山
恵那は栗きんとんで有名な「川上屋」や「すや」がある街です。有名な恵那峡もあります。また少し離れますが旧蛭川村に博石棺という鉱物の博物館があります。鉱物マニアには有名な場所です。また恵那の少し手前の瑞浪市は知る人ぞ知る化石の町です、駅からすぐ近くの瑞浪川の河原でも化石採集が楽しめます。主に新生代中新世の生き物の化石ですね。貝が多いです。
和歌山市はもちろん和歌山県の県庁所在地ですが、個人的には南部の田辺、白浜、串本に比べると通過することはあってもきちんと訪れたことが無い街です。和歌山ラーメン、和歌山城、紀三井寺は有名だと思いますが・・来年はぜひ訪れたいと思います。
6.結論
中央本線と阪和線の魅力度は同じくらいですかね。甲乙つけがたいですね。正直言うと中央本線は車窓風景が多治見―中津川間がほとんど同じような風景が続いて眠くなってしまうんです。阪和線は堺以南がちょっと弱いですかね。海側を走る南海本線で比較したらまた違う結果になるかもしれません。あくまで個人的意見です。