世界幸福度ランキングでいつも上位に入る北欧諸国ですが、その神髄を紹介するブライトサイドの動画です。
動画の中で幸福度につながる各国国民が信じるキーワード、モットーあるいは人生哲学のような言葉が7つ紹介されています。それぞれ日本語に訳するのはけっこう難しいと思うのですが、以下のように考えられます。
1.シス(フィンランド)
落ち着き、忍耐強さ、客観的
2.ラーゴム(スウェーデン)
何事もほどほどで求めすぎない
楽しめない仕事をする意味はない
4.フリルフスリフ(ノルウェー)
時に大自然と一体になり自己をストレスから解放する
5.ヘゼリッヒハイト(オランダ)
愛する人と共に過ごす時間を大事にする
6.カルカリサンニット(フィンランド)
飾らず見栄をはらず等身大の自分を楽しむ
7.グルッガヴェーゼル(アイスランド)
アイスランド式楽観主義
日本で北欧というと北欧雑貨や北欧家具のようにモノから入る場合が多いと思います。北欧の家具が良いという理由は彼らがプライベート、家での時間を大事に過ごそうということから、シンプルなデザインの良質な家具を好むということでしょう。でも私たちが本当に学ぶべきはそういった表面的、物質的なモノだけではなく彼らの哲学や精神世界なのかもしれません。
日本も戦後アメリカの影響を受け、アメリカンドリームではないですが上へ上へ、より豊かにとやたらと求めすぎるようになったのが今の息苦しい世の中につながっていると思います。
ラーゴムという言葉を調べて次のようなネット記事がありました。
一部引用します。
スウェーデンで「特別な言葉」として使われるのが、Lagom(ラーゴム)という言葉です。これは「強くも弱くもない、ちょうどいい」という訳になるのでしょう。穏健、中庸といった感じです。彼らの発想からすると、大金持ちになるのが目標ではなく、ほどほどに働き、ほどほどに稼ぎ、ほどほどに余暇を楽しむ、というのが「幸せ」ということになります。スウェーデンはほどほどの社会を作ってきたとも言えます。誰にとってもほどほどにするのですから、税金の高い福祉国家が誕生するのです。働いたら、湖の傍でキャンプをして魚釣りで余暇を過ごす。こうしたことを誰もができる社会を目指したと言えます。
湖のほとりでキャンプして魚釣りを楽しむのもちょっと退屈そうですが、なんでもほどほどというのは共感できます。
私もほどほどにバイトで働いてほどほどに稼ぎ、豪遊はできませんがほどほどに楽しんでいます。一日8時間働きますが、残業はありませんので家に帰ってから寝るまでの時間はたっぷりあります。ま、それでいいのかなと思います。日本にいながら北欧的ライフスタイルを構築しようと思います。