ゴールデンウィークは10日間のうち9日はバイトです。今日はそのGW前の貴重な休日です。そこで名古屋市バス一日乗車券を使用して、名古屋のチベットとも呼ばれる守山区の志段味地区、その中でも東谷山フルーツパークに行ってみます。
スタートは名古屋市の一番南の端にある有松ジャンボリーという商業施設です。
有松ジャンボリーのすぐ近くに有松町口無池のバス停があります。「くちなしいけ」ですか・・。名古屋はけっこう怖い地名の多い地域です。
バスの車内で運転士から一日乗車券を購入します。価格は600円で、一乗車210円ですので3回乗車すれば元が取れます。
大高・有松地区から名古屋の中心、栄に向かうバスは高速1系統と呼ばれ、有松口無池を出ると名古屋高速大高線にのります。路線バスが高速を走る全国的にも珍しいケースです。一日乗車券ですが、この区間だけ高速代として10円追加で払う必要があります。名古屋市バスは210円均一ですが、この系統だけふだんから220円です。
約45分ほどの乗車で栄到着です。
名古屋のシンボルのテレビ塔とオアシス21です。オアシス21の地下部分にバスターミナルがあり次に乗る路線がそこから発車します。
まだ新しいバスターミナルです。
次に乗るバスは基幹2系統の四軒家行きです。名古屋の市バスはクリームい色に青い帯が入ることが多いですが、こちらの基幹バスはエンジ色になっているのが特徴です。
基幹バスはちょっと変わっていて、いうならば路面電車のバスバージョンのようなものです。普通バスレーンというと道路の左端にあると思いますが、こちらは道路の中央をバスレーンとして他の車線と色分けされています。この専用レーンを朝夕のラッシュ時でも優先的に走行するので、同じ市バスでも他の系統よりは格上と言っていいでしょう。
バス停は道路の中央にあります。バス停は交差点のちょっと手前に設けられていることが多いです。乗客は交差点の横断歩道からバス停にやってきます。
50分くらいで四軒家のバス停に到着です。名古屋市と尾張旭市の境です。ここで15分ほど待ち、次の東谷山フルーツパーク行のバスの乗車します。
お昼前とあって車内はガラガラです。名古屋市バスですがしばらく尾張旭市内を走行します。
低い山をこえて名古屋市の守山区に入りました。車窓を眺めてもずいんぶんと緑が多いです。名古屋の最も北の端、志段味地区です。
45分ほどの乗車で東谷山フルーツパークバス停に到着です。
なぜか東谷山フルーツパークはバス停から徒歩13分。微妙な距離です。なぜバス停をもっとフルーツパークの近くに作らないのでしょう?
緩い坂道を歩いて東谷山フルーツパーク到着です。写真には人は写っていませんが、遠足の小学生やおばさんグループ、高齢者夫婦などで賑わっていました。写真の大温室だけ300円の入場料が必要ですが、バス一日乗車券を提示すると240円で入ることができます。
ネモフィラの花が見ごろでした。
おじさんの好きな花です。
園内はいろいろな果樹が植えられています。
この花の主は・・・・・
マイヤーレモンというレモンの花でした。
りんごの花も見頃です。さすが名古屋のチベット。気候が涼しいのでしょうか?
(それほど市内と変わらないと思います)
260円で釣り竿とえさを貸してくれて、釣りを楽しめる池もあります。
せっかく来たので名古屋市最高峰東谷山(標高198m)に登ってみます。
道はよく整備されています。
道に落ちている白いのはナンジャモンジャの木の花だと思います。
道の途中にある古墳です。志段味地区は70ちかい古墳があるそうです。
道のわきにも人型埴輪がありますが、誰も歩いていない山道で出会うとちょっと怖いような気もします。
山頂には尾張戸神社があります。
神社の西側に展望台があり、小牧や名古屋方面の眺望がひらけています。手前を流れている川は庄内川です。
神社の東側に回ると瀬戸方面、猿投山の展望が広がっています。
フルーツパーク側からみた東谷山です。
今回のバスの旅では片道3回、往復で6回乗車しましたので、一日乗車券の元はじゅうぶんにとりました。名古屋市バスは市内を網の目のように走っていて、一日乗車券を利用すればJRや名鉄などの鉄道を利用するより安く、いろいろなところへ移動することができると思います。また市営地下鉄&市バスの一日乗車券、地下鉄だけの一日乗車券もあります。
また複雑な市バスの経路、乗り換え地点を調べるのに便利なのが名古屋市交通局が提供する「なごや乗換ナビ」です。バスのみ、バス+地下鉄を指定してルートを調べることもできます。市バス乗り継ぎの旅の計画を立てるのにこれは欠かせません。