目次
波紋を呼んでいる遠野なぎこ氏の発言
女優の遠野なぎこ氏の発言が話題になっています。私もホームセンター勤務でトラック運転して配達もしたことがありますから、こういう話には敏感です。
5月22日放送の『バラいろダンディ』(TOKYO MX)において、歌手のきゃりーぱみゅぱみゅの「こうゆう天気の日ウーバーイーツ全滅して悲しい」発言が取り上げられた。飲食店のメニューを配達する「Uber Eats」が、大雨で機能しないことに苦言を呈したものだ。「悪天候時の注文はアリかナシ」かが番組で議論となった。
これを受け、遠野なぎこは「ウーバーイーツというのは頼んだことがないので、ほかのところで頼んでいるんですが、営業しているのであれば、そんなこと知っちゃこっちゃねぇよ」「私は一分でも遅れたら、どんな悪天候でもクレームを入れている」「あと10分かかるとなったら、キャンセルしてくださいとなる。だってプロでしょう」とバッサリと切り捨てた。これを受け、ネット上では「遠野の言いたいこともわからなくもない」「この人、プロ意識に異常に厳しいよね」といった声が聞かれた。
Uber Eatsなんてもともとが手の空いている人と配達員の不足している飲食店とを結びつけるマッチングサービスですから、Uber Eats 専業という人はいないでしょう。知ってか知らないのか、そこにプロ意識を求められても困っちゃいますね。
ハードルを上げないで
よく口癖のように「あなたプロでしょ!」とかいう人がいますが、こういう無駄にハードルあげる人はほんとに有害だと思います。プロかどうかは時給で判断すればいいんじゃでしょうか。時給換算で5,000円以上の医者や弁護士なんかはプロと言ってもいいでしょう。
世の中、全員プロだったら安いサービスなんて享受できなくなります。追加でお金も払うつもりもないくせにプロ意識求めるなと言いたくなります。
Uber Eatsも料金変動制にして悪天候の場合は追加料金10,000円とかにしてやればいいのではないかと思います。それでも支払うというのなら、多少文句言う資格はあると思います。また10,000円もらえるなら配達員もがぜんやる気になると思います。(危険なことには変わりないのでUber Eatsの会社が率先して受付中止にした方が賢明か)
お客は神様ではない
びっくりするのは遠野氏の発言に一定数共感を示している人がいるということですね。こういう人たちは他人に厳しい分、自分にも厳しいと良いのですが。しかしまだまだ金を払っている方が偉いんだという「お客様は神様」気取りの人も一定数いるのだと思います。
いっぽうきゃりーぱみゅぱみゅさんの方はちょっとかわいそうな気もしますね。
「ウーバーイーツ全滅で悲しい」と言っているだけで、「むかつく」とか「サボってんじゃねーよ」とか言っているわけではありません。「利用できなくて残念だ」くらいの気持ちで言っていると思うのですが、ちょっと言葉のあやというか、ボタンの掛け違いのようなものだと思います。言葉の選択をあやまりましたかね。