雲海テラスとは
6月12日、早朝の星野リゾート トマム・ザ・タワーです。気温は5℃。寒いです。朝5時から営業開始の雲海テラスに行くために4時過ぎに起床しました。
雲海テラスはスキー場のゴンドラを有効活用した星野リゾートのアトラクションです。バブルの頃に生まれたトマムリゾートは途中で経営不振に陥り、星野リゾートに再建が託されました。そして今では中国資本も入っています。
スキーリゾートとして有名なトマムですが、この雲海テラスで夏場も観光客を集めることに成功しました。2005年の開始以来、これまでに100万人が訪れ、今年も年間15万人の来訪を見込んでいるそうです。日本人も多いですが、それ以上にアジアからの観光客が多いです。
雲海テラスには星野リゾート宿泊者は無料で行くことができます。ビジターは大人で1,900円支払う必要があります。
雲海テラスへはゴンドラで
5時5分くらいににゴンドラ乗り場であるリゾートセンターに到着しましたが既に45分待ちの大行列です。先頭の人はいったい何時に来たのでしょう?
こちらのリゾートセンターには宿泊施設であるトマム・ザ・タワー、リゾナーレ・トマムから無料バスが往復しており、朝の4時55分から運行していますが、きっと行列前方の人はバス運行前から歩いてここまでやってきたのでしょう。
ゴンドラ地上駅の建物を抜けて外にも行列が伸びます。雲海テラスのある山の上の方は雲がかかっています。雲海が見ることができるか不安になってきます。ただの霧の中、雲の中というのはいちばん避けたいです。
ゴンドラが見えるところまでやってきました。しかしここから乗車までまだ30分かかります。ゴンドラに乗れたのは5時50分頃でした。
約13分間ゴンドラに乗り、標高1239mのトマム山の8号目あたりへ登ります。途中、眼下ではエゾシカが草を食んでいました。
いよいよ雲海テラスです
ゴンドラを下車してすぐにある雲海テラスのマップです。雲海を楽しむことのできるいろいろな施設が点在します。
ゴンドラの山頂駅の外に出ました。ここまで登ると雲はきれ青い空がのぞく良い天気です。でもただのいい天気だと雲海を見ることはできません。
雲海テラスはデッキと呼ばれる展望台が数か所あり、歩いて周遊できるようになっています。そんなデッキのひとつ、クラウドウオークへ向かいます。
絶景のクラウドウォーク
もっとも印象的なのがこのクラウドウォークでした。空に向けて突き出したようになっています。この日はラッキーなことに雲海を見ることができました。
手をのばせば雲に手が届きそうです。星野リゾートのトマム全体がそうですが、アジア系の観光客がとても多く中国語、韓国語などがとびかっています。みんな嬉しそうに写真を撮っています。
太平洋から日高山脈を越えてトマムの盆地に雲が流れ込んでいる様子がよくわかります。
クラウドベッドとよばれるオブジェもあります。ここも写真撮影スポットです。雲海テラスはどんどんパワーアップしているそうで、この夏には新しいデッキもお目見えするそうです。
クラウドプールへ向かいます
トマム山の山頂を眺めます。トマム山山頂まではゴンドラ山頂駅から40分、クラウドプール近くにある登山道入口で名前を書かないといけません。入山は午前7時までです。下から見上げると登っている人の姿も多くみられました。
写真の真ん中あたりにはこれから行くクラウドプールが空中に突き出ているのが見えます。雲海テラスの営業は8時までですが、7時近くになるとだいぶお客さんは減ってきます。
クラウドプールの手前にあるコンターベンチ。地図の等高線をイメージしているそうです。
いちばん上にあるデッキ、クラウドプールは空に突き出したネット状の展望台で大人気の写真撮影スポットです。
記念写真を撮ろうとする人でまだ行列ができていました。
ゴンドラ山上駅に戻ってきました
灯台デッキはゴンドラ山頂駅の屋上の二カ所(上・下部)にあるデッキです。雲海をバックに記念撮影が出来る人気の撮影スポットらしいです。
灯台デッキではガイドによる雲海の解説が行われていました。
灯台デッキにはこんなものもあります。
みなとデッキと呼ばれる写真右側のデッキは現在設備改修中のため立ち入ることができません。
ゴンドラ山上駅にはカフェがあり、雲海をイメージした雲海コーヒーなどを味わうことができます。インスタ映えを意識してますね。
ゴンドラ山上駅には防寒着としてベンチコートの無料貸し出しもあります。思ったよりも寒い時は利用することができます。
まとめ
星野リゾート宿泊者はもちろん、宿泊客以外でもお金を払っても行く価値のある場所だと思います。雲海発生の確率は40パーセンだそうですが、100%見ることができると逆にありがたみが無いものです。同行者と雲海見られるかどうか語らうのは楽しいですし、写真を撮ってSNSにあげたりプラスの楽しみがあります。
最初に雲海に目を付けアイデアを思いついた人、それを実行に移して形にしていった人たちが素晴らしいと思います。