献血に行くべき理由
今年5回目の献血をしに瀬戸市にある愛知県赤十字血液センターに行ってきました。これで通算54回目の献血になります。
献血に行く理由はいろいろあります。特に人助けという意識は無いのですが、やはり生まれてこのかた、たまたまかもしれませんがここまで入院もしたこともない健康体ですので、ちょっとでも恩返しというか感謝の気持ちとして、社会に役立つことをしたいという気持ちはあります。
よく初詣で神様に「今年1年健康でお願いします!」とお祈りして、また次の年に神様に「一年間無事に過ごすことができました。ありがとうございました」と感謝します。
しかし感謝してハイ終わり!ではなく、実際に何か行動するべきなのではないかと個人的には思っています。昔のドラマで「同情するくらいなら金くれ」というのがありましたが、「感謝するくらいなら血を寄付せよ」です。
それが結果的に血液が必用な人の元へと届けられ、どこかでお役に立っているならそれはとても有意義なことかと思います。
ただ現在、献血で得られた血液はガン治療で使われるのがメインです。というのも抗がん剤治療の副作用として赤血球や血小板が減少することがあり, それを補うための輸血に用いられます。抗がん剤治療が必要な骨髄異形成症候群を患うわたしの義父もいちど数値が低い時に、輸血してもらったことがあります。
二人に一人がガンになる時代、いつ私も血をもらう立場になるかわかりません。情けは人の為ならずです。
街にでる理由づけになる
私は名古屋市ではなく郊外のチョイ田舎の市に住んでいます。献血は献血ルームのある名古屋に出かけるいい口実になるんです。
普段の買い物なら近所で事足りますし、楽天もアマゾンもあります。また一緒に飲むような友人もいませんので、なかなか名古屋に行く用事は発生しません。
でもたまには都会の空気は吸ったほうがいいと思うのです。きれいな若い娘が闊歩しているのを見て目の保養をしたり、いろいろな新しい飲食店を試したり、都会の方が刺激に満ち溢れています。
ひまつぶしになる
私はほぼ普通の人並みに働いていますが、仮にセミリタイアしたら時間はいっぱいあると思います。中には膨大な自由時間に圧倒されている人もいるかもしれません。
成分献血の場合、採血だけで1時間から1時間半ほどかかります。それに加えて事前の検査や献血後の休憩などで前後30分ずつくらい必要ですので、トータル3時間くらいは簡単に時間をつぶすことができます。
終わったからと言って献血ルームのスタッフからさっさと帰れとは言われません。飲み放題の自販機でコーヒーを頂き、お菓子(無いところもあり。持ち帰りは禁止)をぱくぱく食べながら雑誌や新聞を見ることができます。フリーWiFiもあるのでネットもOKです。すべて無料です。夏場なら暑さしのぎにもいい場所ですね。
健康診断代わりに
会社を辞めると毎年1回の健康診断も自分で手配して行かないといけませんが、献血時の血液検査でかなりのことがわかります。血圧や赤血球、白血球、血小板、コレストロール値など詳細な検査結果が後日郵送されてきます。これも無料です。
節目の献血回数の時にはこんなグッズももらえます(笑)ちょっと微妙ですが・・
今回は献血後、愛知県赤十字血液センターの見学会イベントに参加してきました。この見学会はなんと応募倍率10倍ということで、非常に狭き門に見事当選しました。明日の記事ではその模様について書こうと思います。