まーきちのお気楽生活

正社員からバイト暮らしを選んだ旅好きなおじさんの日記

だまされてはいけない食料品の軽減税率

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blogos.com

 

私のバイト先の職場ではちょっとしたお菓子なんかも販売していますが、仕入先からは最近値上げ要請が頻繁にきています。これはわからないでもありません。なぜなら消費税アップ時に値上げすると軽減税率のくせに何値上げしてるんだ!と客から怒られかねません。

 

小規模事業者だけでなく、上のネット記事のように大手食品メーカーも消費税前の駆け込みのように、こぞって値上げを打ち出しています。

 

というのも消費税率アップは確実に軽減税率対象の食料品製造のコストにも影響を与えます。原材料費も、包装資材も、電気・水道・ガス代も、運送費も従業員の作業着まで何から何まで影響します。

 

当然メーカーはその負担すべてを自分で被るわけでは行きませんので、商品売価に反映させないといけません。うちのような一番川下の小規模事業者ですら販売価格を上げざるをえません。

 

はっきり言ってこれだけ値上げラッシュがあるなら最初から軽減税率なんか設定せずに、全部10パーセントにしたほうがいいと思います。軽減税率なんか目くらましにしかすぎません。おそらく消費税増税前にはすべて値上げが完了しているはずです。そこから税率8%で今のままと言われても・・・そんなはずないですよね。

 

決まってしまったことなのでしょうがないですが、これで今後、法人税や相続税の減税があったりしたら、本当に増税分が社会保障に使われているのか怪しいものです。ちょっと反自民のようなことを書きましたが、消費税増税が決まったのは野田首相の民主党政権下でした。政党は関係ないですね。

 

北欧並みの社会保障が保証されているなら高い消費税率も受け入れることができますが、やっていることは逆ですからね。日本人はどんなに虐げられても「自己責任」と言う言葉が好きだから政治のせいにしないんですね。非常に政治家にとっては御しやすい都合のいい国だと思います。

 

先日「年金デモ」に参加している人たちはお気楽すぎるようなことを書きましたが、考えてみるとああいう人たちも必要なのかもしれないと思いなおしました。政治的無関心がいちばん政治家&一部の役人を調子に乗らせるのだと思います。

 

そういうことで今回の参議院選挙も誰に入れるべきか、ピンとくる候補者は誰一人いませんが、とりあえず今日はバイトの出勤前に不在者投票に行ってこようと思います。