まーきちのお気楽生活

正社員からバイト暮らしを選んだ旅好きなおじさんの日記

緊急放水連発 何のためのダム?

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www3.nhk.or.jp

 

大型で強いといわれる台風19号がやってきましたが、私の住んでいる愛知県は雨も風もそれほど強くなくちょっと肩透かしを食らった感じです。しかし静岡から関東、甲信越は大きな影響が出ているようです。被害が拡大しないことをお祈りしています。

 

昨晩、台風のニュースを見ていて思ったのですが、長野県や関東のいたるところのダムが緊急放水をするというアナウンスを伝えています。放水の理由はダムの機能を確保するためとなっていますが、その一方ではニュースで流域のみなさんは「命を守る行動を取るように」と繰り返し警告しています。ダムの機能確保が大事なのか人命が大事なのかよくわかりません。

 

もちろんダムが決壊したらより大きな被害が出るというのはわかりますが、そもそもダムというのは水害対策を主な目的で作られているのではないでしょうか。

 

想定以上の雨が降ったからダムが壊れないように放水するので逃げてくれというのは話がちょっと違うのではと思います。

 

そこでちょっと調べてみました。

www.water.go.jp

下久保ダムのサイトより引用します。

 

ダムは洪水を全て貯め込むためにあるものだ、と思いがちですがそれは誤りです。

 

  多くのダムの場合、大雨が降ってダムに流れ込む水の量が増えても、下流の川が溢れない程度の水量であればそのまま流すことになっています。しかし、下流の川が溢れてしまいそうな水量に増え続けると、ダムは溢れない水量に抑える役割をします。これが洪水調節です。

 

  ダムで水量を抑えるとき、抑えた分だけダムに水が貯まり貯水量が増加します。雨が止んで川の水が引き始めると、それまで貯め込んでいた水を加えながら流し、次の大雨に備えます。

 

ダムは、大雨が降って一気に流れる危険な水を貯め込み、安全な水量に減らしながら時間を掛けてゆっくり流しています。

 

大雨が降ってもある程度ならダムで受け止めて、雨が止んで川の水位が下がった後、徐々に放流していくようですが、要は想定以上の雨が降れば役に立たないということですね。

 

そもそもの想定が甘すぎるのではないでしょうか? そもそもダムが受け止められるくらいの大雨はもともと洪水の発生しない程度の雨じゃないのではと勘繰ります。ダムがなかったら普段からちょっとした雨でも洪水が発生しているという事でしょうか。

 

times.abema.tv

 

相模川流域の城山ダムに関してもですが、避難の難しい夜間に緊急放水するくらいなら日中のうちにしておけば良かったのにと思うのは私だけでしょうか。もちろんプロが判断した結果そうなったことは分かりますが、一般市民はその判断に至った過程は知る由もありませんし、住民に不安感と混乱を与えたことは間違いないので、緊急放水とはいかなるものか、その際の対応方法を周知徹底した方が良いかと思います。また一度、ダムの流量調整や避難の指示方法など、どういう方法がベストなのか科学的に検証してほしいです。