ある日のことです。その日は妻とお出かけしていたので、家から車で約１時間くらいかかる場所にある帰り道の途中のスーパーマーケットで食料品を買いました。
その日の夕食は鍋にしようということで白菜やエノキ、豚肉、その他お菓子などを買って家に帰りました。
そして我が家では２人とも某アンケートサイトのお買い物モニターになっているので、買い物した商品のバーコードをスマホで取り込み、値段や買った個数などを送信するミッションがあります。（報酬あり）
その時、買った商品とレシートを見比べていた妻は会計の間違いに気づきました。特売のビスコを３使ったのですが、４つになっていたようで73円多く支払ったようです。
あきらかに妻の機嫌が悪くなり、購入したスーパーへ電話し始めました。
「クレーマーがこんなところにおった・・」
私は心の中でそう思いました。
そう、私の最も嫌いなクレームです。この場合はスーパー側のミスなので、正確にはクレームではなく苦情です。横で聞いていて73円くらいでいちいち電話すんなよ・・と思いました。
まあ、この辺のとらえ方は人によって違うと思います。文句言う人は言うでしょうね。私もレジで間違えられるとうれしくはないですが、73円くらいなら年に１回くらいはこういうこともあるか、まっ、いいか・・と気持ちを切り替えてスルーです。でもうちの妻みたいに言わないと気が済まない人も半分くらいはいるでしょうね。
電話のやり取りを聞いていると、スーパーの人は「73円お届けに上がります」と言っているようでしたが、妻ももさすがにそこまではしてもらわなくてもいいと思ったのか、「今度行く機会があれば73円もらいに行きます。いつになるかはわかりません」と言っていました。
妻はせっかく「特売になっていて安かったので買ったのに特売が台無しや」と言ってました。妻は本来得られるはずの利益が得られなくことをすごく気にするタイプです。
私なら電話すらしませんが、仮に電話しても「73円間違えていましたよ、気を付けてくださいね」で終わります。面倒くさいので73円もらいに行く気にもなりませんが、妻はなかなか厳しいです。私の稼ぎが悪くてあまりお金を渡してないからですかね（笑）
私もホームセンターで勤めていた時は数えきれないくらいその手の電話は受けてきたので、昔の仕事のことを思い出して嫌な気分になりました。それこそ客先に走ったことも何度もあります。頭の中では仕事だから仕方がないとわかっていても、心の中ではこれくらい大目に見てよ。。。ということは何度もありました。10円のメダカ１匹でも走ったことがあります。
まあ、そういっている時点で私は小売業に向いていなかったのかもしれません。小売業のプロならそいう気持ちはかなぐりすてロボットのように客先へ「申し訳ありませんでした」と駆け付けるのかもしれません。
でも私はそんな自分の心に嘘をついてプロになるくらいなら会社を辞めた方がマシかなと思いました。いちおうこのような苦情処理やクレーム処理も15年ほど我慢して耐えてきたので、会社を辞めたこと、今のストレスほぼゼロの気楽なフリーター稼業も許されると思います。
