全国を訪ね歩いてよく目にするのは、鉄道会社独自の萌えキャラや、萌えキャラが施されたラッピング列車です。以下、著作権の都合がありますので、画像はのせずリンクだけにとどめておきます。
アニメや萌えキャラは専門外ですのであまり詳しいことは言えませんが、専門外ならではの第3者的な意見としてですね、ここでは書いていきたいと思います。
興味のある人はリンクを開いて見てみてください。うちの近所の愛知環状鉄道にも「あいちゃん」という萌えキャラがいます。ツインテールでニーハイソックスです。あいちゃんのラッピング列車は走ってませんが、駅ではあいちゃんをよく見かけます。
キャラクター北神弓子が人気の兵庫県の北神急行電鉄。リアル北神弓子もいるとか。萌え度はあいちゃんよりかなり落ちます。北神急行電鉄には北神往来という男性キャラクターもいます。
これは私も実物を見たことがあるガルパン列車ですね。沿線の茨城県の大洗は、ファンが多く訪れるガールズ&パンツァーの聖地ですね。
中小だけでなく大手もやっています。私が学生時代によく利用していた京阪電鉄です。路面電車的な京津線だけの運用ですが。けいおんとコラボですね。
ラッピングまで行かなくとも各社萌キャラ増殖中です。
ファンの人には申し訳ないですが、この手のラッピング電車はあまり好きではないです。でも鉄道会社がこぞってトライするということは、それだけアニメファン(特に男性)の集客が多く、利益に結び付くということなんでしょうね。
鉄道むすめ
https://tetsudou-musume.net/contents/chara/
このあたりに一部の鉄オタとアニオタの親和性を感じずにはいられません。
いや、鉄道ファンの中にも「できればやめてくれ」と思っている人は少なからずいるかもしれません。
私は鉄オタではありませんが、個人的には旅行気分を盛り上げる旅の手段としての電車、汽車に興味があるので、ラッピングやキャラクター設定はない方がありがたいです。
キャラクターがあると旅行したときの旅情みたいなものも損なわれるかと思います。ローカル線のひなびた雰囲気を楽しみに乗ってみたらド派手なラッピング列車だったり、沿線とはまったく関係のないキャラクターが設定されてるとちょっとがっかりですね。
鉄道事業は非常に公益性が高いので、あまり特定のファンに振り切った列車を走らせるのはどーかなと思います。痛車なら個人の趣味趣向の問題なのでどうこう言うつもりもないですが、痛列車の場合はちょっとねー。
小学生の男の子や女の子が先の愛知環状鉄道の「あいちゃん」なんか見てどう思うでしょう。利用者はアニメファンだけでないですからね。
個人的にはどうせラッピングするなら動物系やその土地のゆるキャラの方が良いです。
垂れ眉毛がぶさかわいいパンダ特急。これに乗って白浜アドベンチャーワールドに行けば子供は大喜びしそうです。
和歌山電鉄のたま列車。三毛猫のたま駅長の姿が思い浮かびます。(私が撮影)
wrapping train や deorated railway でグーグル画像検索しても、多くは日本の鉄道ですので、ラッピング列車は特に日本で顕著な文化なのかもしれません。
南海電鉄のキン肉マンラピート