全国各地にいろいろなB級グルメがあると思いますが、今回は名古屋のローカルフード、あんかけスパに関する考察です。わたしも献血の帰りに毎回あんかけスパを食べています。
目次
名古屋名物あんかけスパ
あんかけスパゲッティは、1960年代に愛知県名古屋市で登場したスパゲッティ料理。略称は、「あんかけスパ」。「あんかけパスタ」と呼ばれる事はあまりない。
あんかけスパ発祥のお店は「そ~れ」というお店で、広めたのが「ヨコイ」というお店らしいです。ヨコイの主人はもともとそーれで働いていたそうです。
よくある暖簾分けにともなうイザコザもなく、元祖はそーれということで一般に認識されています。
ヨコイのあんかけスパのソースはヨコイのソースとしてネットでも販売されています。
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こちらの動画はそのヨコイでの調理風景ですね。
名古屋人は味覚がおかしい?
最近よくあんかけスパを食べている私も、実は2店舗でしか食べたことがありません。
もう無くなってしまいましたが栄のデパート丸栄に、あんあけスパの名店スパゲッティコモさんが入っていました。
私が初めて食べたあんかけスパはコモさんのものだったのですが、印象はあまりよくなく伸びたような太麺にコショウの効いたトマトソースのなんとも言えない食べ物でした。
味は単調なのですがボリュームだけはめったやたらとありました。
私が名古屋に住み始めて間もないころだったので、これが人気があると聞いて名古屋人は味覚がおかしいのかと思いました。
この先自分は名古屋で暮らしていけるのかと不安が襲ってきましたwww。
今でこそ手羽先や小倉トースト、味噌カツ、味噌煮込みうどん、台湾ラーメン、ひつまぶしに豪華な喫茶店のモーニングなど名古屋メシとしてもてはやされていますが、当時はそれほどでもなかったと思います。
2店舗目があんかけ亭
それから約20年経過、2店舗目は現在よく利用している名鉄レジャックにあるあんかけ亭です。
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あんかけ亭のオヤジは60歳くらいですかね。とても洋食屋のマスターと言えないような風貌。
ラーメン屋?寿司屋? 白のTシャツというより肌着1枚に丸刈り頭、そしてタオルでつくったねじり鉢巻きまいて黙々と客の注文に応じてあんかけスパを作ります。あまり愛想はいい感じではありません。職人気質です。
ホールは逆に愛想のいい元気な奥さんがメインで、たまに若いアルバイトの娘さんが入っています。
あんかけスパの特徴は麺と胡椒!?
基本的にあんかけスパはどこでもコショウが効いたトマトソースに給食に出てくるソフト麺のような太麺の組み合わせです。
トマトソースは普通のパスタ屋にあるようなものではなく、コクがあって甘くて酸っぱいのですが、なによりも特徴はコショウの味が強いこと。女性受けしそうなヘルシーさは皆無です。
ネットで調べてみると麺を油通ししているとか。なるほど、油ギトギトの理由がわかります。食べ終わった後の皿を見ると油もたっぷりついているので、なかなかにオイリーです。
先日、マスターの調理中の手元がちらっと見えましたが、スーパーで売っているうどんのような袋入りの麺をフライパンに投入していました。いったいあれはなんなんだろう。本当にソフト麺なのか? いわゆるパスタ屋さんのアルデンテの麺とは食感がまったく異なります。
あんかけスパのトッピング
味はおいしいかと言われたらそんなに美味しくないかも(笑) 特にトッピングがなければ味が単調で後半苦しくなってくるかもしれません。
有名なトッピングはポパイと言われるほうれんそうですね。トッピングの種類は店によって様々ですが、ほうれんそうと卵はポピュラーだと思います。
私が良く食べているハムエッグあんかけスパはなんと卵3つのせです。ソースがスパイシーだから卵の黄身と一緒に食べるとマイルドになっていいんですね。卵がのっていないとキツイと思います。
結論(中毒性がある)
そんなにおいしいわけではありません(笑)。あんかけ亭のあんかけスパは味にパンチがあって中毒性はあると思います。毎日は食べられませんが2週間くらい間があくと思いだす味ですね。
機会があれば他のあんかけスパのお店にも行って違いがあるのか確かめてこようと思います。からめ亭というお店が名古屋に数店舗チェーン展開しているのでまずはそこからですね。
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