まったく個人的な話ですが昨年来の疑問が解決しました。
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福島県沖の謎の構造物は風力発電
海に浮かぶ世界最大級の風力発電、解体進む…プロペラ167m、不具合も多く : テクノロジー : ニュース : 読売新聞オンラインwww.yomiuri.co.jp
昨年、太平洋フェリーに乗船して仙台から名古屋に向かっていた時、福島県沖の洋上で変な構造物を見たのです。
ちょうど進行方向右側に事故を起こした福島第1原子力発電所、左側の遥か洋上に大きなプロペラのついたタワーのような建造物が目えました。
(写真では右端のほうにかすかに写っていますがほとんどわからないですね)
陸からおそらく30kmくらいは離れていたと思います。海上油田のオイルリグかと思いました。でもプロペラみたいなものがついているし??
また場所が場所だけに原発関連の構造物かとも思っていましたが、風力発電だったんですね。しかも浮いている構造だったとはびっくり。
その時いろいろネットで検索して調べてみたんですが、ヒットする情報がなくあれは何だったんだろうと私の中でずっと謎でした。このニュース記事を見てスッキリしました。
太平洋フェリーの記事はこちら
プロジェクトの目的
画像引用元
写真を見てもよく浮いているだけでひっくり返ったりしないですね。
これは丸紅、三菱重工業、東京大学などが連携した実証実験で、将来は海外展開も念頭に置いたプロジェクトだったようです。
本実証研究事業を行うことで浮体式洋上風力発電のビジネスモデルを確立し、大規模浮体式洋上風力ウィンドファームの事業展開を実現することに大きく寄与するものと考えています。更に、世界で初めての浮体式洋上ウィンドファームのノウハウを蓄積し、海外プロジェクトに展開することによって、日本の輸出産業の育成にも繋がると考えています。
今回の実証研究事業の展開により、東日本大震災の被害からの復興に向けて、再生可能エネルギーを中心とした新たな産業の集積・雇用の創出を行い、福島が風車産業の一大集積地となることを目指しています。
実験は失敗?
なんか夢のある話のようにも思えますが、記事よると不具合が多かったようで実験は失敗だったのでしょうか? 気になります。
普通に考えれば陸上に作った方が圧倒的にコストは安いでしょうね。海上に設置することにどこまで需要があるのか疑問です。土地の少ない香港とかなら可能性はあるかもしれません。でもある程度風の強いところでないとだめなのではないでしょうか。