日進市のショッピングモール、プライムツリー赤池内にある東宝シネマズ赤池に来ました。
今日はオペラ歌手ルチアーノ・パヴァロッティの人生を描いた「パヴァロッティ 太陽のテノール」を鑑賞。いつもの夫婦50割引きで二人で2,400円。
ルチアーノ・パヴァロッティについてはWikipdiaより引用します。
ルチアーノ・パヴァロッティ(Luciano Pavarotti、1935年10月12日 - 2007年9月6日)は、イタリアのオペラ歌手。
声域はテノール。“神に祝福された声”・“キング・オブ・ハイC(三点ハの王者)”・“イタリアの国宝”と評された豊麗な美声、申し分ない声量、明晰な発音、輝かしい高音が魅力の、20世紀後半を代表するオペラ歌手の1人。
プラシド・ドミンゴ、ホセ・カレーラスと共に三大テノールとしても知られる(3人の中でパヴァロッティが最年長)。
私の記憶では、とんでもなくいい声した歌がえげつなく上手い、太った陽気なイタリアンのオヤジですが、映画を見ても印象は大きく変わらず。
これだけお茶目で魅力的で男性女性とわず(やらしい意味でなく)いろいろな方面から愛された人はいないかも。
もともと最初の妻との間に3人の娘がいて、その後は愛人といい関係に。さらに晩年は34歳年下の女性と結婚し71歳で死を迎える4年前に娘が誕生。
映画では盟友のプラシド·ドミンゴ、ホセ·カレーラスのほか、最初の妻に3人の娘、愛人、最後の妻、そのほかプロモーターなどの仕事関係の人たち、あとは交流のあったU2のボノなど多くの人のインタービューとパヴァロッティ自身の過去のインタビューを交えて、彼の人生を素晴らしい歌唱とともに振り返る構成になってます。
イギリス王室のダイアナ妃との交流を記録した映像もありました。これはなかなか貴重かも。
パヴァロッティ自身けっこう好き放題やっていると思いますが、最初の妻も愛人も娘たちもあまり彼の悪口を言わないのが素晴らしい。(陰ではどう思っているかわかりませんが)
一昨年はクイーンの映画のボヘミアン・ラプソディーが大きな話題となりました。
この映画はボヘミアン·ラプソディーのように俳優が演じているわけでなく、それほどドラマチックなストーリー構成になっているわけではありません。
淡々と進みますので事前知識が多少ないと眠くなってくるかも。
しかし映画館の大スクリーンと大音響でパヴァロッティの歌声、特にあまりに有名すぎる彼の十八番、トゥーランドットより「誰も寝てはならぬ」を聞くとヤバい。
圧倒的な迫力と歌唱力。
音楽なんて元をただせばただの空気の振動なのになぜこれだけ美しく、心を動かされるのか不思議。パヴァロッティ凄い。もう無理ですが生で聴いてみたいですね。
また彼の華やかな人生は私からしたら別世界のようです(大多数の人がそうだと思いますが)が、他人の人生を垣間見ることができるのも映画のいいところだと思います。
せこく100円、200円ポイ活で小銭稼いで喜んでいる場合じゃないわ。たまにはこの作品のサブタイトルの如く太陽のように生きてみたい。