中日新聞が値上げ
中日新聞が10月から値上げになるそうです。1994年以来、26年ぶりの値上げだそうです。
私の家では朝刊だけですが3,080円から3,400円へ。妻が折り込みチラシが好きなのと、私が仕事の関係で知っていた方がよい地方版ニュースもあるから、というのがいまだに新聞を購読している理由ですがさすがに月3,400円はきついですね。
約1割の値上げ。最近は年寄り向けの広告ばかり目立って紙面も充実していないし、なんだかなーという感じです。
昨年の消費税増税の際には新聞協会がゴネて新聞を軽減税率扱いにしたくせに、1年しかたたないうちに値上げして、「なんだこの体たらくぶりは!?」という思いです。
26年ぶりの値上げと言っても、国民の平均給与はバブル崩壊以降30年間アベノミクスとは関係なしにシュリンクしっぱなしです。
そんななか中日新聞は知らないですが大手新聞社の給与水準は世の中から見てまだまだ高いのでは。値上げの前にやることがあるはず。
ヘボい中日ドラゴンズの選手たち(特にベテラン勢)もたいして活躍もしてないのにもらいすぎ。
今回の値上げを機に新聞の購読はやめようと思います。
シュリンクフレーションもひどい
話は変わりますが、シュリンクと言えばシュリンクフレーション。
先日嫁と不二家のカントリーマムを食べていました。その時の会話ですが
「むっちゃ小っちゃくなってない?」
「なってる、なってる」
どのくらい小さくなったのか気になって調べていたら、次の動画がありました。
この動画によるとカントリーマムの場合1枚当たりの重量は
2007年以前 11グラム
2007年 10.5グラム
2016年 10グラム
と減少。
パッケージ当たりの枚数も
2005年 30枚
2007年 28枚
2008年 24枚
2014年 20枚
と、こちらもリニューアルの度に減少。このペースだと10年後には中身はなくなってしまうのでは。( ;∀;)
冷凍食品も私の弁当のおかずによく使うのですが、こちらも値段とパッケージはそのままに6個入っていたものが5個になったりというのはよくある話です。
ソーセージ類や私はあまり食べないですがポテトチップス類もひどいですね。ポテチなんなか持ってみるとむちゃくちゃ軽いですもんね。
こういうのを「ステルス値上げ」とか「サイレント値上げ」と呼ぶらしいです。
まあ今に始まった話ではないですけど。
結局のところ
こういった値上げは円安による海外からの原材料費の高騰、人件費・資材・運送費などのコスト増といった要因がありますが、円安はアベノミクスと日銀の円安誘導によるものです。
自動車をはじめ輸出をメインとする大企業がその恩恵を受けているわけで、なぜそれを消費者がかぶらないといけないのか。円安だと海外旅行にも行きにくくなるし。
アベノミクスで過去最高益を上げてきた大企業が多いわけですが、内部留保が膨らむだけで安倍首相が言っていたトリクルダウンなんてものは起らなかったわけです。
また値上げもそもそも経営が苦しくないのに、他社がやっているから、さらに利益をあげるためという理由での便乗値上げもあるでしょう。
こういった汚い値上げをする会社に対しては、なかなか難しいですが購買をやめる、他社製品に乗り換える、または当該企業の株主になって配当をいただくことでしか対抗できないんじゃないでしょうか。
消費者もいい意味でずる賢くならないといけないと思います。お得情報には常にアンテナをはっておかないと。