やっとマイナポイント申し込み
遅ればせながら先日、ネットで予約していたマイナンバーカードを市役所に取りに行き、マイナアプリからマイナポイントをもらえる手続きをしました。
結局選んだのは独自の上乗せポイントの無い楽天カード。というのも他のサービスだと上限の5000ポイントをもらえる2万円使う自信がなかったからですね。
うちの家はスマホ代から光熱費、投信積み立てからidecoなど家賃以外の引き落としはほぼすべて楽天カード経由なので、何も意識しなくても2万円はすぐ使います。
やっぱりもらえるものはもらいたいというのが本音ですかね。
昔はポイントとか興味なかった
そんな私も5年前、正社員をやめるまではポイントとかあまり興味なかったですね。いろいろなお店のポイントカードで膨らんだ妻の財布を見て「ブタ財布」と皮肉っていました。
しかし正社員を辞めてちょっとお金の不安を感じ始めた時、ポイ活に目覚めました。ポイ活も情報収集など実際は手間はかかっているんですが、いちおう不労所得といえば不労所得ですね。
なんか働かずしてポイント(お金)がたまる。この快感は格別のものがあります。昨今の GoTo シリーズなんかもそうですね。自分もですが、やはり人は「お得感」「不労所得」に弱いのだと思います。
こんなにポイントが複雑化しているのは日本だけ?
もともとポイントというのはお店のスタンプカードだったり航空会社のマイレージ制度から発展してきたのだと思うのですが、これだけ進化してきたのはここ10~15年くらいでしょうか。
Tポイントや楽天ポイントなどの共通ポイントが誕生してきて、昨今では様々なキャッシュレスサービスが乱立、日本国内の限られたパイの奪い合い。
期間限定ポイントやポイント〇〇倍、ポイントでコーヒー飲めたり投信が買えたり。
ポイントを媒介にして、ありとあらゆるサービスが密接に結びつきあっています。しかも主なポイントだけでも楽天からTポイント、dポイント、LINEポイント・・・・無数にあります。
海外に住んだことは無いですが、海外のポイント事情はどうなんでしょうね。クレカの還元くらいはあると思いますが、これだけ共通ポイントが発達してポイントサービスが乱立しているのでしょうか。
ふと疑問になります。
実は壮大な無駄だったりして
もし海外でそこまでポイントサービスが普及していないとなると、実は日本ではポイ活およびポイントサービスによって壮大な無駄が発生しているのではないでしょうか。
ネコも杓子もポイ活に明け暮れ、数円稼ぐのに血眼になっていたら・・・
まあそれが個人の自由時間内だとしても生産性が高いとは言えないです。本来なら仕事のための勉強や休養、または消費にあてる時間がポイ活では・・・・
そして多くの企業が自社のポイントサービスを強化するためにエンジニアを雇ってアプリなどを開発しているわけです。
本来なら何か世界的に画期的な製品やサービスを開発することのできるエンジニアが、チマチマとしたポイントサービスアプリの開発に明け暮れているかもしれません。
それは果たして望ましい姿なのか。
また働く側の負担も大変ですよね。一昔前に比べるとレジ係さんも覚えることが多すぎです。
ガラパゴス化がすすむ日本
日本人はただでさえ細部にこだわる習性があります。これまでの家電をみてもそうです。ニッチすぎる機能を盛り込むことに集中したあまり、安くてほどほどの性能の中国家電にすっかり世界のマーケットを奪われてしまいました。
ポイントサービスもどんどん進化して、世界的に見ればガラパゴス化、世界から相手にされない日本独自サービスになってしまうんじゃないでしょうか。
そして世界はそんな日本を尻目にどんどん世界を変える画期的な製品を開発していくかもしれません。
このままでは日本はますます遅れをとります。
それでもポイ活はする
とはいうものの私はお得情報を追っかけるし、ある程度ポイ活もすると思います。やはり不労所得という快感はありますし、思いのほか実入りがいいのでやめられません。
生活防衛の一面もあります。
それになんだかんだいって大多数の日本人は国民性として一発ドカンあてるより、チマチマ小銭を貯めるのが好きなんですよね。私もその一人です。
ただ世の中全体としてはやりすぎにならないように注意する必要があるんじゃないかと思います。
ポイ活における個人のデメリットに関する記事はいろいろありますが、社会全体のデメリットに関する記事、また研究などは少なそうです。
ポイ活のデメリットとは?考えられるリスクや仕組みを知って危険を回避 | 楽天スーパーポイントギャラリー
自分がいま大学生だったらポイントサービスが社会にあたえる負の側面について研究してみたいです。おもしろそう。