年内最後のGoToトラベルとなります。これ以降は予約していません。今回は鹿児島空港から入り、熊本、宮崎を巡る一泊二日の旅行です。
鹿児島は2年前に行きましたが、宮崎は中学の修学旅行以来、およそ36年ぶりです。これまで47都道府県訪れていますが、私の中ではもっとも大昔に訪問した場所になります。
当時は大阪からフェリーに乗って志布志に入り、日南海岸や鵜戸神宮、青島、宮崎市を訪れ、記憶があいまいですが鹿児島の仙厳園と知覧の武家屋敷も訪れたと思います。今ならいいんですが、中学生にはちょっとビミョーな旅行先だったような気がします。
早朝便で鹿児島へ
早朝の中部国際空港。6時半発の鹿児島行きのスカイマーク便に乗ります。
8時前、鹿児島空港に到着。機内のアナウンスでは鹿児島空港の気温はマイナス1度。寒いです。でも天気は良さそう。霧島山がよく見えます。
格安レンタカー
今日、明日はレンタカーで鹿児島、熊本、宮崎を周ります。2年前にも利用したリテアノレンタカーという会社で2日間で2,000円。楽天トラベル経由の予約です。
クルマはダイハツのムーブでした。キーレスエントリー、バックモニター付き、アイドリングストップで、はっきり言ってうちの初代フィットより高級です。
今日はえびの市、人吉市、西都市経由で宮崎市内のホテルまで走ります。えびの高原に向かう途中の霧島温泉郷。いたるところで噴気があがっています。
極寒のえびの高原
鹿児島・宮崎の県境を越え、えびの高原にやってきました。標高1,200m。売店のおじさんによると今朝の最低気温はマイナス9度。むちゃくちゃ寒いです。朝10時ですが、おそらく今もマイナス。
ただここまでの道中、凍結箇所など無かったのは助かりました。
車を止めるところはなく、有料の駐車場に入ります。駐車料金500円。まあ税金みたいなものですね。
軽く遊歩道を歩きます。小川もすっかり凍結しています。
駐車場から10分程のところにある韓国岳展望台にやってきました。雲がかかっていますが、韓国岳は標高1,700mで霧島連山の最高峰。霧氷で山肌が白くなっています。
噴気が上がっているのが硫黄岳。
野生のシカもいました。
えびの市街へ下る途中の白鳥展望台。展望台大好きです。
えびの市の盆地も加久藤カルデラという巨大火山の火口になります。前方に連なる山々が外輪山にあたりますが、なんとなく阿蘇に似ています。
洪水の爪あと残る人吉市
途中ループ橋が二か所ある国道221号線を通って人吉市へやってきました。今日、明日とも移動距離がけっこう長いので駆け足で巡ります。
人吉市は今年の7月の洪水の記憶もまだ新しいところ。
人吉城址
人吉城址はかなり大きな石垣が残っています。しかし大雨の被害で石垣が崩れやすくなっているのか、立入禁止の所が多かったです。
人吉駅
次の信号右折、混浴? 駅前通りの気になる看板。
JR肥薩線の人吉駅。
昔ながらのローカル線の駅のようです。
こんな石造りの建物もありました。人吉機関車庫です。建物の向こう側に転車台もあるようですね。
人吉鉄道ミュージアムは休館でした。
国宝 青井阿蘇神社
駅から徒歩5分くらいのところにある青井阿蘇神社へやってきました。代々この地方を治めてきた相良家の信仰をあつめた神社です。
国宝の拝殿ですが、7月の洪水ではここも床上浸水だったとか。球磨川からは少し距離もあり、ちょっと高い場所なんですが、ここまで水が来たとはおそろしい。各所で工事が行われています。
奉納されているお酒は球磨焼酎。知っているのは「しろ」くらい。人吉盆地は米どころなので球磨焼酎は米焼酎ですね。
こちらの楼門も国宝。
楼門の前にあるみそぎはしは洪水で欄干が破壊。
人吉盆地をドライブ
Aコープなかくま
途中のAコープなかくまで休憩。ここはあさぎり町(旧免田町)になります。
(免田事件の免田さんはつい先日、12月5日にお亡くなりになられたばかりなんですね。ブログを書くためにウィキペディアを見ていて知りました。)
復興城主12ロール。売上のうち1パック1円が熊本城の修理に使われるんですかね。
やはり麺類は五木食品の物が多いです。
晩白柚(ばんぺいゆ)は今がシーズンなのかな。写真の780円クラスから1個3,500円近い特大サイズまでいろいろありました。
ばんぺいゆの生産は熊本県が日本の97%を占めるらしい。
百太郎溝取入口旧樋門
熊本・宮材県境にそびえる市房山(1,721m)には雪雲がかかっています。
球磨川にやってきました。
百太郎溝は球磨川から水を取り入れて、人吉盆地を潤した農業用水だそうです。愛知で言うと明治用水みたいなもんですね。
徳丸さんのちゃんぽん
くま川鉄道の終点、湯前駅にやってきました。くま川鉄道は水害被害のため運休中、まだ復旧のめどはたっていないようです。
駅前にある徳丸さん。グーグルマップで見つけたお店ですが、ちゃんぽんが有名なようです。
手前が小ちゃんぽん、奥がミニちゃんぽん。小ちゃんぽんでも十分な量でした。そして寒いだけに温かいちゃんぽんが本当においしい。
宮崎県へ 平家伝説残る西米良村
湯前町からは県境越えの峠道。雪がパラパラして心配されましたが大丈夫でした。
県境を越えて最初の町は西米良村。宮崎県で最も人口が少なく、その数1,000人。平家の落武者伝説が残り秘境感漂います。 (米良荘)
途中にある日本最大の木製橋、かりこぼうず大橋。車でも渡れることができますが、工事中で通れませんでした。
西都市から宮崎市へ
一ッ瀬ダム
高さ130m、九州最大のダムである一ッ瀬ダムの横を通ります。ダム湖に落ちないように安全運転。ダム湖は米良湖という名称。
ちなみに歌手の米良美一さんは、西都市の出身。
西都原古墳群
宮崎県立西都原考古博物館にやってきました。午後4時40分、閉館の5時半まであまり時間がありません。ここまでくねくね山道だったので、思いのほか時間がかかりました。
駆け足で見学します。うれしいことに入館料は無料。宮崎県すごい。
無料にかかわらず展示はかなり充実しています。
家型埴輪。
古墳から出土した人骨も。
宮崎県内から出土した品を中心に、九州の歴史を学ぶことができます。床がガラス張りになっていて、実際の古墳の横穴を上から観察できたり展示方法もかっこいい。
3階の展望ラウンジからの眺め。ポコポコしたものが全て古墳です。円墳が多いですが、前方後円墳もあります。このあたりは西都原古墳群です。
西都原古墳群では実際の古墳の石室を見学できる古墳もあります。今回はもう暗くなってきたのでパスします。
宿泊予定のホテルのある宮崎市に向かいます。