麦秋を迎えた三河平野。ほんとうなら梅雨入り前に刈り取りなんですけどね。今年はいかんせん梅雨入りが早かったです。
サイクリング、サイクリング、ヤホーヤホー♪♪
愛車(ママチャリ)で家を出て1時間半、今日登る予定の八ッ面山が見えてきました。えっ、地味すぎてわからない!?
道の駅にしお岡ノ山
腹が減って遭難してはいけないので、すぐ近くの道の駅で腹ごしらえ。
食事処いっぷく亭です。こちらは豊橋と伊勢を結ぶ東海地方の大動脈、国道23号沿いにある道の駅「にしお岡ノ山」の中にあります。
食べている人はトラックの運転手さんが多かったですね。
一番安いメニューの岡ノ山そば350円です。なんの変哲もない蕎麦ですが、美味しかったです。
西尾市は抹茶生産日本一のお茶の産地だけあって、給茶機の冷茶がなにげに旨いです。
八ッ面山
西尾市街からも近い八ッ面山は標高67.4mの男山と39mの女山がくっついた形をしています。
前方後円墳にも見えなくもない形状ですが、地質的に古墳ではありません。古墳だったらロマンあるんですけどね。
世界最大の墓である仁徳天皇陵の遥かに凌ぐ規模ですね。
女山山頂の芝生広場です。山頂には女山の標高39mより高い、高さ59mの県の防災無線の電波塔が立っています。
久麻久神社
男山の中腹にある久麻久(くまく)神社にやってきました。
忠臣蔵で有名な吉良上野介の出身地、吉良庄の由緒ある神社です。
本殿は国の重要文化財指定で、室町時代後期の建築。
重要文化財はおそらく奥の建物なのかな。見た目、奥の方がかなり古そう。
雲母抗跡
そして中腹にある雲母の採鉱跡。
坑道跡はフェンスで囲われて中に入れないようになっています。
看板によると採掘された雲母は奈良時代から朝廷に税として納められたそうです。長い歴史がありますね。
キラキラする雲母は古代人に魅力的だったんでしょうね。
また吉良荘の名の由来は雲母(きらら)であるそう。ふーん、おもしろいですね。
明治時代には採鉱はストップし、昭和6年の小学生転落死亡事故をきっかけに642か所の坑道穴が埋め戻されたそうです。
頂上へは車でも登れます。車道を歩きます。
八ツ面山公園展望台
登頂見事成功 ! 所要時間10分。
頂上には展望台があります。標高は67mですがプラス15mくらいはありそう。
展望台は誰もいませんでした。20年くらい前に一度来たことがあります。
西尾市の市街地です。
すべて調べたわけではありませんが、愛知県で山と名の付く山の中で一番低いのでは。
ハイキングというのもおこがましいですが、森があって神社もあって鉱山跡もあり、そして山頂からは展望も楽しめるということで、低いわりに見どころの多い山でした。 春には桜も咲くそうです。
ただ若干、山全体の雰囲気が暗いんですね。山頂に謎のコンクリート製の廃墟っぽい建物があるし、鉱山跡ということもあって霊が出るとも言われています。
猛毒マムシ注意やチカン出没の看板も必要以上に多いですね。(笑)