大阪から愛知へ帰る途中で寄り道しました。
ここは三重県津市と伊賀市の境に横たわる青山高原です。大阪湾と伊勢湾との分水嶺になります。
青山高原の下を近鉄の長い長い青山トンネルが通っています。
高原の上を車でドライブすることができ、ところどころに展望箇所があります。
三角点のある展望所。
レストハウスがありますが、訪れた時は営業していませんでした。
標高756mの二等三角点です。
(青山高原の最高所は自衛隊のレーダー基地のある笠取山で標高845m)
津の町と伊勢湾がよく見えます。その先には知多半島と中部国際空港もうっすらと見えます。
冬の条件がいい日には富士山も望むことができるそうです。
青山高原は昔から風力発電機がありましたが、最近その数はどんどん増えています。
高原全体で91基あるそうですが、これはひとつのエリアとして日本最多の数だそうです。
青山高原は、東西に盆地や平野が開けており、大きな障害物もなく、若狭湾から琵琶湖を経て伊勢湾に抜ける強風が年間を通して吹く、国内屈指の条件の良い場所だそうです。
ただこの日は無風で風車は一台も回っていませんでした。
写真ではわかりにくいですが1台1台がかなり巨大です。柱の高さも羽根の直径も50m以上あるそうです。
こんな山の中、そこまで大きなクレーン車は入れなさそうだし、どうやって組み立てたのかな。部材を運ぶトレーラーもカーブの山道を登ってくるのは難しそう。
日が暮れてきました。
このあと真っ暗なつづら折れの山道を下り、伊勢自動車道の津インターから高速で家へ帰りました。
風力発電機組み立ての動画を探したらアメリカのものがありました。羽根は地上で3枚セットされた状態で、最後にクレーンで支柱に取り付けられるようです。