昨年に発売された無印良品のコオロギせんべいです。近所の無印で先日やっと店頭に並んでいるのを見かけました。
1袋税込190円です。
タンパク源としてのコオロギ
なぜ今コオロギか? 無印のサイトに詳しく載っています。
簡単に述べると、世界の人口は今後も増加するのに対し、供給されるたんぱく質が不足されることが予想されます。
そしてコオロギは100gあたりのたんぱく質が、牛や豚、鶏よりはるかに多く、しかも成長させるのに必要なエサは少なくてすみます。そして成虫になるのに35日しかかかりません。
しかもコオロギは雑食性で廃棄食品を餌として与えることも可能。
また牧場のような広い土地も必要ありません。
家畜に比べて非常に環境負荷の少ないたんぱく源となります。
パッケージチェック
裏側を見てみます。原材料は重量の大きい物から記述されていますが、コオロギパウダーは3番目になっています。
そして写真の右下には、コオロギはエビやカニに似ており、これらのアレルギーのある人は注意してください、と赤字で警告文があります。
製造者は愛知県の業者でした。知多半島の南知多町ですね。えびせんの産地ですからふだんはえびせんを作って、そのノウハウを生かして合間にコオロギせんべい作っているのでしょう。
袋の底にはせんべいの屑がたまっています。粒子がすごい細かそうです。
実食
コオロギのまんまではないので特に抵抗はありません。
パクっと食べてみました。
???🙄
やはり澱粉?、コオロギパウダー?の粒子が細かい。口の中の水分が奪い取られる感じ。
そして味は塩味。
以上。
特にコオロギの味はしません。ただただ何か物足りない感じ。えびせんのような香ばしい味がするわけではありません。
まずくはないけど味だけを目的にリピート買いするかと言われればそれは無い。世の中これより美味しいせんべいはいくらでもあります。
将来的にたんぱく質が不足して、従来の牛・豚・鶏肉の補完としてなら食べますが、うーん。選ばないですね。
価格が圧倒的に安くなれば手を出すのかも。
ただ将来的には貧富の格差がたんぱく源の格差になるかもしれませんね。
ビンボー=昆虫、中流=鶏・豚、富裕層=高級和牛。