NIKKEIマネーのまなびチャンネルの人口と経済に関する動画が面白かったです。
私の書いていることより動画を見たほうが正確でわかりやすいと思います。
が、あえて書いてみます。
アジアでは人口減少社会へ
日本は少子高齢化が進み、すでに人口減少社会に突入しています。同じアジアにおいても韓国で2021年から人口減少が始まりました。
世界最大の人口をもつ中国でも、まもなく人口減少が始まります。
それに対しこれからもしばらく人口が増え続けるのインド、インドネシアやアフリカ諸国などですね。しかしそれも頭打ちになってきます。
米ワシントン大の予測によると世界の人口が減少に転じるのは2,064年。
97億人でピークを迎え、そのあとは減少に転じるそうです。私が94歳の時です。
人口の増加と経済成長
動画ではこれまでの歴史を振り返り、経済成長と人口増加との強い関連性を指摘しています。
たしかに日本でも高度成長期では人口はどんどん増えていました。発展著しい中国もそうですし、インドもそうです。
人口が増えれば市場が拡大するので、何もせずとも経済は成長するわけです。
そう考えると昨今の日本の経済成長率の低さも必然ですね。
(韓国より低いのは納得いきませんが、韓国はおそらく国が小さいだけに海外市場に積極的に出ていってるから。日本は中途半端に国が大きい。)
話はちょっとそれますが日本より先に先進国になったヨーロッパがこれまで比較的移民を受け入れてきたのは、もちろん旧植民地の宗主国という側面はありますが、人口減少を抑え経済規模を保つ意図があったのでしょうか。
単純労働は移民に任せ、自国民は頭脳労働に従事して生産性を上げて経済を成長させてきたのかな。調べてみないとわかりませんが。
いずれにせよ人口が減少する社会において経済成長を維持するのは非常に難しいので、動画でもそのカギは生産性の向上とイノベーションだと述べていますが、それはその通りだと思います。
しかしガラパゴス日本ではだらだら長時間労働ばかりで生産性向上はいっこうにすすみませんけどね。
人口減少社会における投資
さて、世界人口が減少する世界では投資という面でも難しそうです。今はやりの全世界投資も人口が減って市場が縮小し、世界経済も縮小傾向になれば投資先として疑問符が付きます。
今の投資ブームもあと40年ほど?
予測によればアメリカだけは強くて2100年まで人口増加傾向にあるようです。私は2060年にはこの世にいないでしょうが、それまではずっとS&P500持っとけばいいのかな。
人口減少社のメリット
なかなか2060年以降は難しそうですが、悪いことばかりではないですね。
昨今さかんに言われているSDGsの各課題も人口増加や過密に起因するものが多いです。
人口が減少すれば二酸化炭素排出量も減るでしょうし、食糧危機発生のリスクも少なくなるでしょう。
今のように経済成長一辺倒でないので、みんなガツガツ働いてないかもしれない。
そもそも限られた地球の中で人口が永遠に増え続けるわけがない。
2,100年の世界がどうなっているか興味ありますね。宇宙旅行に行くより未来を見てみたい。