ウッドショックの背景
昨今、オイルショックならぬウッドショックという言葉を耳にすることがあります。
上記はコロナの影響で木材の供給不足になっているという、経済産業省の昨年発表された見解ですね。
コロナの影響で製材所などの操業が止まって生産量が落ち込んだにもかかわらず、米国ではコロナのロックダウン解除後、住宅着工件数が増加しているようです。
元々が供給不足気味なところへ、今回のロシアとウクライナの戦争です。ロシアは木材の一大生産国ですね。
某ホームセンターにて
散歩の途中に某ホームセンターに立ち寄りました。
私は以前、ホームセンター&木材・建材業界に14年ほどいました。足を洗ったのは6年前。
私が辞める前くらいから、木材は中国の好調な需要に引っ張られ、価格上昇傾向にありましたが・・
今日、木材売り場を見てビックリ😑 ウッドショックは報道で知っていましたが、ここまで価格が高騰しているとは。
写真のホワイトウッドの2×4(ツーバイフォー)6フィートは衝撃価格の税込712円。😂
私が働いていたときは通常、税抜298円の税込320円だったかな。198円で特売したこともあります。
ホワイトウッドはロシアやカナダ産が多いですね。
OSB合板も高い。昔は1枚880円か980円だった。😅
DIYによく使われるNON-JASコンパネ。これも980円くらいだった。安い時は798円。
木造住宅の耐力壁の下地として、よく使われる針葉樹合板。もっともロシアからの輸入減の影響を受ける商品ですがビックリ価格。😨
これも以前は980円か高くても1,280円。
コンクリート型枠合板、いわゆるコンパネ。こちらは正規のJAS品だと思いますが、ビックリ価格の2,420円。
これも以前は1,280円か高くても1,580円くらい。
こちらはコンパネでも再利用可能な、いわゆるパネコート。これは以前は1,580円だったかな。
当分値下がりしないかも
これから家の購入を考えている人は大変ですね。木材だけでなく化成品も値上がりするでしょうし。
この先5年くらいは様子見たほうがいいかもしれませんね。
日本は山がいっぱいあり、木はいつでも手に入るように思えますが、すでに林業従事者が大きく減少しているので、すぐに増産することはできないと思います。
ロシアだけが原因では無いですが、いろいろなモノが値上がりです。