大阪の東北部に位置する交野(かたの)市です。小学生低学年のころ、遠足で芋ほりをしに来たことがあるような気がします。
大阪公立大学付属植物園
大阪公立大学附属植物園にやってきました。
大阪公立大学なってあったかな?と思ったら大阪市立大学と大阪府立大学が統合した大学なんですね。しかも今年誕生したらしい。
大阪府と大阪市の重複する機関を統合して効率化する大阪都構想を先取りした形なんですかね。
もともとここは大阪市立大学の植物園でした。
入園料は350円。65歳以上の大阪府民は150円です。
ガイドツアーに参加
狙ったわけではないですが、職員さんによる無料の植物園ガイドツアーがまもなく始まるということで参加することにしました。
整理券をもらいます。定員20人で私たちが18番目、19番目です。
参加者はシニア世代の方が多いです。平日ですね。
セコイア&メタセコイヤの森
ガイドさんとともに園内のごく一部ですが、1時間ほど巡ります。この植物園は1950年に開園、現在72年目。
開園当時に苗木が植えられたセコイアやメタセコイヤが巨大化して森のようになっています。
とても大阪とは思えない。
甲子園球場6個分の広さがあり、園内には4つの尾根と3つの谷があるらしい。
その他にタイワンスギやドイツトウヒなど海外産の針葉樹が植えられています。
ガイドさんの説明を聞く参加者。話の内容はけっこう専門的。
72年で高さ40mにもなったセコイアの巨木。間違って庭木で植えればとんでもないことになりそう。
日本で植えられているメタセコイヤ、セコイアは、ここのものから挿し木で広まったものが多いそう。
4〜5年前の台風21号で倒れたセコイアの木の一部。関西空港の橋に船がぶつかって壊れたときの台風ですね。
その根っこです。
メタセコイヤとセコイアの葉。メタセコイヤは葉が互い違いに付き、セコイアは同じ位置から。
メタセコイヤは落葉樹で秋になると紅葉しますが、セコイアは常緑樹。
ウォレマイ・パイン
オーストラリアのシドニー西部の国立公園内で1994年に発見されたウォレマイ・パインの木。
ジュラシックツリーとも呼ばれ、ジュラ紀からの生き残り。絶滅危惧種らしい。現地でも50本ほどしか確認されていないそう。
けっこう育てるのが難しく、日本で植えられたものの中ではまだ大きい方だそう。
針葉樹の森の外に出ます。
リュウゼツラン
乾燥地植物のリュウゼツラン科の説明をするガイドさんと参加者。
寿命の最後に5mほどの高さの茎を伸ばし花を咲かせて枯れていく。
シュロなどの裸子植物群。
ガイドさんが花菖蒲について説明。このあと水生植物を説明して約1時間のガイドツアーは終了しました。
自由散策
その後も植物園の中を歩き回りました。
ヒマラヤスギ。
巨大なクスノキ。
近くの老人施設のお婆ちゃんが、若い職員に車いすを押され、園内を散歩していました。すごい良いサービス。
アジサイの花。
朴葉味噌のホオノキ。
葉がむちゃデカい。
雑草のように生えているアザミ。
ヤマアジサイ。
適度にアップダウンのあるハイキングコースのような道。マイナスイオンたっぷり。
ササユリ。
ホソバキスゲ。
トビシマカンゾウ。
ハスのつぼみ。
ハスの花の残骸。
ホタルブクロの花。
再び花菖蒲コーナーにやって来ました。
これはなんの花だろう。ケシっぽい感じ。
植物園の年間パスポートは1,000円ですが、3回来れば元が取れますね。
近所にこんなのがあったら、年パスで毎週のように通っているかもしれない。
私市駅
植物園をあとにし、10分ほど歩くと京阪電鉄交野線の終点私市(きさいち)駅です。
京阪電車に乗って帰りました。