JR尼崎駅にやってきました。
ここを起点に大阪近郊区間を利用した、大回り乗車のプチ電車旅を始めようと思います。
福知山線
大阪近郊区間
駅前のキューズモールで電車の中で食べる食料を買い込み、トイレを済ませます。
乗車券は尼崎駅からお隣の立花駅まで130円。近郊区間のルールでは同じ駅、同じ路線は2度通過することはできません。一筆書きのルールです。なお途中下車もできません。
尼崎ー谷川ー加古川ー尼崎で三角形ができますが、尼崎まで戻ってくると同じ駅を2度立ち寄ることになるので、尼崎駅の一駅神戸よりの立花駅がゴールとなります。
午前10時29分発の篠山口行き区間快速に乗車します。福知山線になります。
福知山線脱線事故現場
尼崎駅を出て線路は大きくカーブし、福知山脱線事故のマンション跡にできた追悼施設、祈りの杜の横を通過。大きな屋根がかけられ内部に追悼施設があるようです。
いちど立ち寄ってお参りしたいと思いますが、生半可な気持ちでは行けないですね。
研修中のJR西日本の社員でしょうか、ワイシャツ・スラックス姿の10人ほどの男性グループを見かけました。
宝塚駅
10時49分、宝塚駅に停車しました。阪急宝塚駅と乗換可能、宝塚大劇場の最寄り駅です。
生瀬駅
生瀬駅付近を通過します。このあたりは西宮市の山間部。武庫川の渓谷沿いを進みます。
武田尾駅
10時58分、武田尾駅に停車。尼崎を出て30分でこの自然の中ですね。近くには武田尾温泉があります。
道場駅
11時03分、道場駅に着きました。中学生の頃、友人たちとハイキングに来たことがあります。
新三田駅
朝の曇り空が一転、いい天気になってきました。三田駅手前の田園地帯を走ります。
大阪・神戸のベッドタウンの三田市です。フラワータウン、ウッディタウンなどの北摂三田ニュータウンがあります。
11時10分、新三田駅に到着。新三田が終点、起点となる電車も多いですね。
古市駅
11時28分、古市駅に停車。
だんだん家が少なくなってきました。
篠山口駅
11時35分、丹波篠山市の玄関口の篠山口駅に到着です。
ホーム向かい側の福知山行きに乗り換えです。乗ってきた電車は8両編成でしたが、これから乗る電車は2両編成のようで、ずっと後方にとまっています。
福知山行き普通電車に乗って、加古川線の乗換駅である谷川駅へ向かいます。
山間の田園地帯を走ります。
谷川駅
このあたりでは2005年に丹波竜と呼ばれる新種の大型草食恐竜の化石が発見されたそうです。
11時56分、谷川駅に到着しました。丹波市でになります。
加古川線
12時10分発の1両編成の加古川線の電車に乗り換えます。
加古川線は人生初の乗車になります。
ワンマンカーですがディーゼルカーではなく、ちゃんと電車なんですね。ちょっとびっくり。
ぼちぼち乗客はいました。加古川駅まで48.5㎞の距離を走行します。
加古川の大きな支流のうちの一つ、笹山川を渡ります。このあと笹山川は加古川本流と合流。
兵庫県最大の川である加古川はここから播磨灘へと流れ下ります。加古川線はほぼ川に沿うように終点の加古川駅まで向かいます。
日本のへそ公園駅
しばらくいくと、日本のへそ公園駅があります。
東経135度、北緯35度の交点とされる日本のへそは大正のへそと平成のへその2種類があり、平成のへそはGPS測量により正確に位置が求められ、へそ公園駅の南東にあります。
西脇市駅
12時38分、西脇市駅に到着しました。西脇市は人口4万1千人。だんだん乗客の数が増えてきます。
さらに進むと高い山が少なくなってきました。加東市の社町駅付近です。
13時05分、神戸中心部へ向かう神戸電鉄との乗換駅である粟生駅に停車。ここからは加西市方面へ向う北条鉄道も出ています。
このあたりは小野市になります。
新開地行きの神戸電鉄の電車がとまっていました。神戸電鉄の車両の方がずいぶんと立派です。
加古川駅
廃止された三木線との乗換駅だった厄神駅あたりからは、立っている人が多数発生するくらいの混雑ぶり。
13時31分に終点の加古川駅に到着しました。
加古川線から山陽本線に乗り換えるのに、まさかの途中改札口がありました。
駅員さんに尼崎から130円の切符を見せて「大回り」を告げると、すぐ通過させてくれました。
山陽本線
山陽本線の快速列車に乗って帰ります。
途中、大久保ー西明石間で踏切の遮断棒が折れるというトラブルがあったらしく15分ほど遅れが発生。
垂水のあたりで明石海峡大橋が見えました。
須磨の海づり公園。
東海道本線の終点、山陽本線の起点の神戸駅。
14時50分、目的地の立花駅に到着。尼崎を出て約4時間20分のプチ旅行でした。