まーきちのお気楽生活

正社員からバイト暮らしを選んだ旅好きなおじさんの日記

しまなみ海道の旅その1  芸予汽船 今治ー土生航路乗船記

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四国旅行の最終日、4日目です。

 

 

今治港

 

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今治港にやってきました。瀬戸内のいろいろな島へ行く船が発着しています。それにしても天気がイマイチですね。


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これから船で本州へ渡ることにしました。今治ー尾道・福山間はしまなみ海道経由のバスもありますし、18きっぷもあるので予讃線経由で岡山まで行ってもいいのですが、あえてここは課金して船で行きます。

 

券売機で今治から因島の土生(はぶ)港行の高速船の切符を買いました。


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しまなみ街道を自転車で楽しむサイクリストの姿を見かけました。船に自転車を載せるようです。

 

芸予汽船つばめ号


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こちらが土生行きの芸予汽船「つばめ」号。総トン数50トン、航海速力21.8ノット(時速約40㎞)、旅客定員97名。

 

私が乗船したのは9時50分今治発の便になります。

 

【公式】芸予汽船株式会社

 

今治から友浦(大島) 、木浦(伯方島) 、岩城(岩城島) 、佐島(佐島) 、弓削(弓削島)、生名(生名島)の各港に立ち寄り、終点の土生港(因島)まで約1時間10分で結びます。

 

この記事のタイトルに「しまなみ海道」を入れましたが、狭義ではしまなみ海道は尾道と今治を結ぶ西瀬戸自動車道のこと。航路だと通る場所がちょっと違いますが、便宜的にしまなみ海道を使うことにします。

 

船内です。


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ウォッシュレット付きのトイレがありました。


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こちらは2階のオープンデッキ席です。

 

来島海峡

 

今治港を出港して進行方向の左手に見える来島海峡大橋。第1大橋、第2大橋、第3大橋の三連橋で、全長4105m。自転車、歩行者でも渡れるようです。こんど機会があったら歩いて渡ってみましょう。

 

ja.wikipedia.org

 

来島海峡は非常に潮の流れの速い海の難所ですが、瀬戸内海を行き来する大型船はここを通過することが多いと思います。

友浦港(大島)


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今治を出て20分、最初の寄港地である大島の友浦港に着岸。


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船長さん?です。

 

木浦港(伯方島)

 

島ばかりの瀬戸内海。オープンデッキ席にいると寒いですが、景色を見ていると寒さも忘れてしまいます。サイクリスト軍団が最初いましたが、寒さに耐え残ったのは私一人でした。

 

伯方島の木浦港の直前にある村上秀造船所が見えました。

 

近距離から建造中の船を見ることができます。海上ならでは。新造船の名前は「ひかる」。某ユーチューバーみたい。ちょっと変わってますね。

 

こちらは外国船籍のタンカーを造っているのでしょうか。

 

こちらは別の造船所で伯方造船(株)。中小の造船所が多いです。

 

木浦港に着岸しましたが、下りる乗客も乗ってくる乗客もいました。停泊時間はどの港もほんの1分ほどです。陸上のバスが停留場に停まって発車していく感覚で運行されています。

 

桟橋の上に軽自動車が来ていますが、下船客のお迎えのようです。

 

木浦港を離れます。

 

この小山はグーグルマップでは金ヶ崎城跡となっていました。村上水軍と関係あり?

海上でも陸地の近くを航行するのでスマホの通信はまったく問題ありません。

 

海上ではこのような屋根のある小さな漁船を多く見かけました。

 

しばらく進むと橋が見えましたが、しまなみ海道の多々羅大橋と推定されます。大三島と生口島を結ぶ全長1,480mの橋です。

 

ja.wikipedia.org

 

電気も海上を渡ります。

 

岩城港(岩城島)

 

岩城島の岩城港に到着。岩城島は愛媛県越智郡上島(かみじま)町になります。このあと立ち寄る佐島、弓削島、生名島も上島町で、4島はそれぞれ橋でつながっており「ゆめしま海道」の名で呼ばれています。

 

www.kamijima.info

 

ここも乗降客がありました。

 

船はすぐに次の佐島に向けて出港。仕事が早い早い。

 

佐島港(佐島)

 

進行方向に見えるのは生名島と佐島を結ぶ生名橋です。

 

写真を撮り忘れましたが生名橋の手前にある佐島港に寄港しました。

 

グーグルマップを確認したところ今井製作所という造船所ですが、芸予諸島に造船所が多いのは来島海峡を越える船の修理需要、および海峡通過待ちの間のメンテナンス需要が多かったからだそうです。

 

生名橋を通過

 

ここから生名橋の下をくぐり抜けます。この航路のハイライト?

 

 

船は次の弓削島へ。ちょうど天気も回復してきて、良い写真が撮れました。

 

弓削港(弓削島)

 

弓削港に着岸。乗降客がありました。ほんとに路線バス感覚です。地元の足ですね。

 

停泊しているのは上島町の消防船で、上島町役場はこの弓削島にあります。

 

弓削島を離れ次の島へ。

 

生名港(生名島)

 

遠くに見えるのは因島の南端にある、ジャパンマリンユナイテッド(株)の造船所です。

 

海上自衛隊らしい艦船も見えました。

 

生名港に着岸。ここでもお迎えの車が来ていました。

 

すぐに出港。残るは終点の因島土生(はぶ)港です。

 

ジャパンマリンユナイテッド因島造船所

 

さきほどのジャパンマリンユナイテッドの造船所の脇を通過。

 

ジャパンマリンユナイテッド株式会社(英: Japan Marine United Corporation)は、2013年1月1日にユニバーサル造船株式会社と株式会社アイ・エイチ・アイ マリンユナイテッドが合併して誕生した日本の造船会社である。

ジャパン マリンユナイテッド - Wikipedia

 

調べてみるとユニバーサル造船の母体は日立造船ですね。因島=日立造船のイメージがありました。造船業界も生き残りのためか業界再編が激しい。中韓にだいぶ食われているんでしょう。

 

日立造船(株)は社名に「造船」がついているにもかかわらず、すでに造船事業からは撤退しているそうです。

 

よく見ると作りかけの船の船底部分がありますね。

 

土生港(因島)

 

因島の中心街が見えてきました。

 

いままでの島と違って都会っぽい。

 

終点の土生港に到着。約1時間20分の船旅でした。

 

ようこそ因島へ。このあと因島を散策しました。