大阪のまち歩き記事です。
天下茶屋駅

南海電鉄と大阪メトロ堺筋線が乗り入れる天下茶屋駅です。
有名なドヤ街あいりん地区から南へ徒歩15分くらい、西成区の中心的な駅です。
かつては天下茶駅から天王寺駅を結ぶ南海天王寺支線がありました。
1993年廃止だそうですが、私は大阪に1989年まで住んでいましたが残念ながらその記憶はないです。
グーグルマップの航空写真を見ると現在もその跡がくっきりと残っていますね。

天下茶屋の東側の上町台地は明治期には別荘地や遊園地があったそうですが、駅周辺はふつうの大阪の下町です。

このあたりを東西に走る松虫通です。

天下茶屋公園です。
秀吉ゆかりの天下茶屋跡

天下茶屋の名の由来となった場所を訪ねてみました。

ここのようです。

天下茶屋跡の碑がありました。
この場所は、かつて豊臣秀吉が堺や住吉への途中立ち寄り、茶の湯を楽しんたところで、その名も殿下茶屋がなまったものだそうです。

この茶屋には名水のほまれ高い泉があり、秀吉はこれに「恵の水」と名づけたそうです。
その後は戦災にあうまで、紀州候をはじめ諸大名も宿泊したといわれる御殿が建っていたと説明看板に書かれています。
天神ノ森天満宮

天下茶屋跡のすぐ東には天神ノ森天満宮があります。
中に入りましたが、至る所に写真撮影禁止の貼り紙や看板があったので、ちょっと怖くなって早々に退散しました。
神社は好きですが、そんなに信心深い方ではないので・・(笑)
(神社にしては珍しくグーグルマップの口コミには☆ひとつがけっこうありました)
天神ノ森駅

神社のすぐ東側にある阪堺電車の天神ノ森駅ですが、駅名のほか周辺の町名になるくらいですので由緒ある神社だったのでしょう。

阪堺電車の車両がやってきました。

天神ノ森駅周辺、特に東側は高級住宅地ですが、阪堺電車西側の下町を歩きます。
この辺りを南北に走る上町台地の台地上と下町では町の様相が全く違います。
文字通りのザ・下町なのが面白いです。
天下茶屋駅前商店街

天下茶屋駅につづく商店街です。

ここを進むと起点の天下茶屋駅にたどりつきます。
あいりん地区の印象が強すぎて、西成区と言えばすべてあいりん地区のような物騒な町と思ってしまいますが、実際に歩くといろいろな街並みが見られました。
あいりん地区は西成のごく一部に過ぎないわけですね。
なかなか面白かったです。また来ようと思いました。