まーきちのお気楽生活

正社員からバイト暮らしを選んだ旅好きなおじさんの日記

日雇い派遣に登録して1年働いてみた感想

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ホームセンター退職後、すぐに私は日雇い派遣の派遣会社、バイト〇に登録しました。

 

日雇い派遣はスケジュールの空いている日だけ仕事を入れることができるので、私は嫌いではありません。

 

使い勝手がいいです。

 

でも日雇い派遣というと言葉には悲壮感みたいなものが漂っていますよね。

 

西成や釜ヶ崎のイメージですよね。

 

朝、集合して現場にオンボロのハイエースで連れていかれ拉致監禁されるような・・・。(言い過ぎ?)

 

しかし実際はハイエースで連れていかれたりはしません。自分たちで現場へ集合します。自宅から近い現場を選ぶこともできます。

 

現場に行ってみると、たまに悲壮感が漂う中高年男性も確かにいますが、普通のこぎれいな主婦の人もいたり、若い学生さんもいたりでそんなに雰囲気は暗くありません。

 

みんな他の現場の仕事の情報を欲しがっているので、仕事の話をすればすぐ仲良くなります。

 

仕事以外で会うことはありませんが、別の現場で後日再会すると「やあ、久しぶり~」というようなゆる~い関係です。

 

 

 

さて、日雇い派遣で従事するには、2016年の派遣法の改正を受けて以下の条件を満たす必要があります。

 

www.mhlw.go.jp

 

抜粋しますと

5) 日雇派遣は、雇用期間が30日以内の労働契約のときは認められません

日雇派遣については、派遣会社・派遣先のそれぞれで雇用管理責任が果たされておらず、労働災害の発生の原因にもなっていたことから、雇用期間が30日以内の日雇派遣は原則禁止になりました。

イラスト

ただし、以下の場合は、30日以内の日雇派遣が認められます。

  1. [1]禁止の例外として政令で定める業務について派遣する場合
  2. [2]以下に該当する人を派遣する場合
    • (ア)60歳以上の人
    • (イ)雇用保険の適用を受けない学生
    • (ウ)副業として日雇派遣に従事する人
    • (エ)主たる生計者でない人
  • ※ (ウ)は生業収入が500万円以上、
    (エ)は世帯収入が500万円以上の場合に限ります。

 

派遣会社に登録するときは、必ずこの(ア)(イ)(ウ)(ェ)を満たすかどうか尋ねられます。

 

私のブログの読者の皆様は(ア)(イ)(エ)ではないことが多いと思います。そこで(ウ)の条件を使用しますが、生業収入が500万以上という条件が付いてきます。要は本業での年収が500万以上ということですね。

 

年収500万円もあったら副業なんかせんわ!大阪弁で突っ込みを入れたくなります。

 

しかし派遣会社の登録の際は特にに所得証明書を求められるわけではないので、ここは「ハイ、500万円以上本業での収入があります!!」と申告して登録OKです。

 

私は3社の派遣会社に登録しましたが、どこも同じでした。

 

なんかよくわかんない法律の改正です。

 

 

 

愛知県での日雇い派遣の相場は倉庫などの軽作業で時給¥950円~からです。

 

土地柄、車製造関連の部品目視検査というのが多かったりしますが、老眼が最近ははいってきているのでこういうのはやりません。

 

私が検査すると全部スルーです。

 

目の粗いザルと一緒です。

 

 

私が主にするのは倉庫での検品、ピッキングなどがメインですね。

 

時給はそれほど良くありませんが、しんどくもありません。

 

 

 

しかし日雇い派遣をやっていると、給料はたしかに良くはないですが対人的にストレスを受けない仕事というのはものすごくたくさんあるのだなといつも感じます。

 

一人でモクモクと作業する感じですね。

 

そういう意味ではスゴイ楽です。

 

そして工場系の仕事もそうなんでしょうけど、かなりの人たちがこういう、ある意味いつも同じでつまらない仕事に従事しているのだと感じずにはいられません。

 

でもちょっと失礼な言い方ですが、こういう人たちはたぶんメンタルヘルスの問題とか過労死の問題とかは無いでしょう。

 

時間が来たら仕事をはじめ、定時になったら帰るだけです。仕事の忙しい時期は派遣を入れるので、繁忙期でもそうめちゃくちゃ残業もなさそうです。

 

出世とか仕事のやりがいとかは無いかもしれませんが、プライベートが充実していればぜんぜんOKですよね。

 

 

でも将来的にこういう倉庫での仕分けなんかロボットに変わられるんじゃないかと考えられる人もいるかもしれませんが、多種多様の形状・サイズの商品、部品を扱うところではロボット導入よりも手でやった方が早いんですね。

 

だからこういう倉庫の仕事や、清掃の仕事、ごみ回収、宅配便配達、大工、介護職など一見ローテクに見える仕事は今後もしぶとく生き残ると思います。

 

社会の底辺と言われている仕事ほど失業の心配はないでしょう。

 

逆に証券会社の営業マンや保険のセールスマン、小売店の販売員、塾講師など、通販やネットサービスに置き換わるところは今後どんどん人が減っていくのではないかと思う次第です。

 

今後は中途半端な頭脳労働者の仕事がどんどん減っていくのではないでしょうか。