自粛ムードが徐々に強くなってきている
コロナコロナコロナでなんでも自粛自粛自粛の毎日です。コロナは早くも今年の流行語大賞決定でしょう。
そんな中、ホリエモンが自身のイベントを中止しろ、というネット民からの声に対し吠えていました。
行き過ぎた自粛ムードを批判しています。
私もホリエモンの言いたいことはよくわかります。
やはり東京マラソンの一般部門自粛中止から潮目が変わってきましたね。今では小規模なイベントや大丈夫そうなイベントでも何から何まで自粛で、自粛しないとそのことをヤイヤイ言う人が必ず出てきます。
今日、近所の公園に散歩で行ってみたら屋外のバーベキュー場がカラーコーンとトラ柵でクローズされていました。そこには市役所の担当部署の名前でコロナウィルス感染拡大防止のため閉鎖しますと記された看板がありました。
風通しのいい屋外のバーベキューで感染はほぼないと思うんですが・・・・・
このご時勢に楽しんでいるグループを見たらクレームを言いたくなる人がいるのでしょう。市役所も先回りして対策をうっているのかもしれません。
昭和天皇崩御の時も自粛ムードが
さて「自粛」という言葉を聞いて思いだすのが昭和天皇崩御の年、たしか1988年です。崩御という言葉は30代以下の人なら知らないかもしれませんね。死亡、逝去の代わりに崩御という言葉が盛んに使われていました。
私は当時大学1年生でした。ちょうど天皇が崩御されたその日、私は車の合宿免許で大分に滞在していました。
すると自動車学校から突然、天皇の崩御に際し喪に服す必要から一週間学校を休校にするとお達しがありました。
まったく、オイオイです。(# ゚Д゚)
大分のまわりに田んぼしかない片田舎で授業も無しでなにすんねん!と合宿仲間の間でブーブーでした。
その年はお祭りなどのイベントが全国的にほぼ1年にわたって次から次へと自粛されました。また役所や金融機関、企業なども崩御直後は臨時休業にするところが多かったと記憶しています。
どこがが自粛すると今回みたいに自粛自粛の連鎖反応が起きました。
その点、先の平成天皇、今の上皇さんですが生前退位されてさすがだと思いました。上皇さんは当時のことを心苦しく思われて、自身の死去で国民生活に迷惑をかけることがあってはならないと生前退位を表明されたんでしょうね。頭が下がります。
当時と今の違いは終わりが見えないこと
さて昭和天皇崩御の時は自粛と言っても先が見えていたので、今のような閉塞感はないですが、今回のはなかなか終わりが見えないのがつらいところです。
ライブコンサートのような大人数が狭い空間で集まるようなイベントはクラスター発生の恐れがあるので控えるべきですが、それ以外はどうでしょう。
極論を言えば家に引きこもっているのが一番安全ですが、逆にそれでは精神が病みそうです。(個人的には今もけっこう外に遊びに行っているので平気ですが)
そこでムードに流されて次から次へ自粛するのではなく、基準を設けて一定のイベントの開催は認めたらどうでしょうかね。それを安部さんを筆頭にお役人が決めればいいんじゃないでしょうかね。
現状ではどうしても「自粛しろ」という声の方が正論になりがちですが、みんなどこかでガス抜きを求めていると思います。
コロナも怖いですが経済も怖いです。このままだと会社倒産などで行き詰って自殺する人が増えてくるかもしれません。そうなると本末転倒です。
これから花見シーズンです。花を楽しむくらいの心の余裕をもって、公園くらいは開放してもいいんじゃないでしょうかね。そして閑古鳥の鳴いている飲食店でも行って、みんな日本経済のために多少なりともお金を落としてきたほうがいいと思います。
思うに太平洋戦争中も程度の差はあれこんなムードだったのかもしれません。「欲しがりません。勝つまでは」ではないですが、世の中の風潮が戦争に勝つことが正しく、それ以外の個人の都合や欲求などは抹殺された時代です。
「欲しがりません。コロナに勝つまでは」
「どこにも行きません。コロナに勝つまでは」
今回のコロナやトイレットペーパー騒動でもそうですが、意外と人は集団意識に流されやすいと思いまいした。
備忘録☟
自粛ムードは英語では
a voluntary restraint mood