コロナのせいで外出自粛中です。写真の整理をして楽しんでいます。
このブログの書き始めのころに、ホームセンター退職後すぐに訪れたアイスランドについて、いちど記事にしたことがあります。今回は別の写真を使用して再び書いてみようと思います。
目次
- 世界最北の首都レイキャビク
- 日本からのアクセス
- アイスランドは一極集中
- 写真映えする風景
- 地球の生まれる場所
- 読書家のアイスランド人
- 男女平等の国アイスランド
- 犬を飼うのは禁止
- 夜は働きません
- 物価は恐ろしく高い
世界最北の首都レイキャビク
アイスランドの4月、北極圏に近いので夜9時でもかなり明るいですね。首都のレイキャビクは北緯64度に位置し、首都としては世界最北にある町です。
気候は夏でも最高15度くらい、非常に冷涼です。ただ冬はこのあたりまで流れてくる暖流のメキシコ湾流のおかげで、マイナス5度から10度くらいまでしか下がりません。
夏の暑さが苦手な人には最高の国だと思います。ちょっと遠いですが移住されてはいかがでしょうか。
日本からのアクセス
日本からの直行便はありませんので、乗り継ぎ便で行くことになります。私はセントレア発でしたので、ヘルシンキまでフィンエアー、その後ブリティッシュエアウェイズでロンドンへ、ロンドンで3日ほど観光した後、アイスランドのケプラヴィーク空港までアイスランド航空で行きました。
ヨーロッパ便の多い成田からだとスカンジナビア航空のコペンハーゲン経由便、またはブリティッシュエアウェイズでロンドン経由がいいと思います。KLMでアムステルダムに行くのもいいかもしれません。
ロンドンからアイスランドは空路で3時間、成田ー台北くらいの距離ですかね。
アイスランドは一極集中
レイキャビクの人口は12万人、近郊の市を入れて21万人でアイスランド全人口33万人うちの3分の2が首都周辺に住んでいます。面積はほぼ韓国と同じくらいです。郊外にはIKEAなどの大型店もみかけました。
アイスランドは日本よりはるかに一極集中が進んでいます。海岸部は比較的気候が穏やかで小さな町がぽつぽつとありますが、内陸部は不毛の原野と氷河が広がっていてほとんど人が住んでいません。
写真映えする風景
アイスランドに行く目的と言えば、やはり雄大な大自然が一番に来ると思います。(後述しますがグルメ目的で行くとお金がかかります)
その特異な地形と景観のためアイスランドはスターウォーズ、ゲーム・オブ・スローンズ、プロメテウス、オブリビオンなど多くのハリウッド映画で地球外の惑星として ロケに使用されています。
氷河から溶け出した水が流れ落ちる滝も数多くあります。世界で一番多いかも。
南部のセリャラントスフォス
白いビーチはありませんが、ブラックビーチがあります。
氷河の先端部。内陸部の多くは氷河におおわれています。
アイスランドでは冬になるとオーロラは街中からも普通に見られるそうで、アイスランドの人にとっては珍しいものでもなんでもないとか。
私が訪れた4月半ばはちょうどオーロラシーズンの終わりで見ることはできませんでした。
地球の生まれる場所
大西洋には北米プレートとユーラシア大陸プレートが生み出される大西洋海嶺がありますが、アイスランドは唯一地上で大西洋海嶺が観察できる場所です。
※私が地理や地学が大好きなことも、旅行先にアイスランドを選んだ理由です。
断層の間を歩きます。左が北米プレート、右がユーラシア大陸プレート。地球の裂け目です。
ここもプレートの裂け目の断層です。地下からマグマが供給され左右に長い年月をかけて広がっていきます。
周辺は火山帯です。ゲイシールという間欠泉。
気持ちよさそうな露天風呂ですが摂氏100度です。生きて帰れせん。
豊富な水資源と地熱の利用で電気は100%まかなわれており、アイスランドは全国民電気代タダです。
読書家のアイスランド人
アイスランドは 人口当たりの書店の数が世界一らしいですね。冬は太陽がほとんど出ない極夜が続くので、読書家が多いのでしょうかね。 国民の10人のうち1人が一生に一度は本を出版するそうです。
言語はアイスランド語ですが英語、デンマーク語も良く使われます。出会った人すべて英語は流ちょうに話していました。
男女平等の国アイスランド
ツアーバスの運転手は女性の方(大型バス)。逆に男性がバスガイドさんをやっていました。
このあたり日本だとかなり珍しい組み合わせですが、アイスランドは男女格差が少ないことで10年連続世界一らしいです。
犬を飼うのは禁止
博物館のお土産物屋で飼われていた看板犬。犬を飼うことは法律で禁止されていますが、申請すれば飼うことができるらしいです。逆に飼い猫は多く見かけました。
夜は働きません
夕方6時のショッピングモール。外はほぼ白夜でガンガン明るいのに店じまいの時間です。
夜に営業するのは基本的に一部の食料品店とレストラン、バーくらいで、夜は家に帰って家族や友人たちとの語らいを楽しむようです。このあたりは他の北欧諸国と同じですね。
物価は恐ろしく高い
アイスランドは国民所得が高いのか、多くのモノを海外から輸入するためか物価が恐ろしく高いです。パン、牛乳などは比較的マシなので旅行中はスーパーで買ったパンを食べることが多かったかな。
このドーナツ3個で日本円で1,000円くらい。アイスランド国旗カラーだったので思わず買ってしまいました。でもちょっと残念な出来栄え?(笑)
店では日本のように野菜が豊富にありません。野菜の栽培が難しい気候から考えて恐らく輸入物?
そのかわり保存のきく缶詰や瓶詰は充実しているように感じました。
寒い国で食べるアイスクリームはまた格別?
アイスランドには日本の牛丼屋やラーメン屋のような安くておいしい店はありません。おいしいものを食べようと思うと日本円で一人3,000円くらい必要になってきます。
個人的には今では東南アジアの国々の方が日本とのギャップをそれほど感じず観光しやすいかと思います。
しかしアイスランドは日本といろいろな面で違いがありすぎて逆に新鮮です。もう一度行ってみたい国のひとつですね。