実家の確定申告を行うために、病院や介護サービズ事業者の領収書を計算していたら、両親あわせて15医療・介護機関で67万円分もありました。
そのうち介護サービスは42万7千円。父の要介護度は4で、年金収入から考えると2割負担のはずなので、本来のサービス料は213.5万円。
けっこう凄いもんですね。それなりの車が1台買えちゃう。
また医療費は両親合わせて25.3万円(薬も含む)。二人とも後期高齢者なので自己負担は1割。
すると実際の金額は253万円? ここでも車1台買えちゃう。日本国、納税者の皆様ありがとうございますという感じですね。
その後期高齢者の医療費の自己負担ですが、一定の条件のもと、今年の10月1日から2割に引き上げられるそうですね。
地方公務員歴38年の私の親はけっこう年金をもらっていて、引き上げ対象となる2割の世帯に該当します。上記ダイヤモンドオンラインの記事の要点は
*22年から自己負担が2割に増えるのは、本人年収200万円以上の後期高齢者
*激変緩和措置の導入によって25年までの3年間は負担増が最大月額3000円に
*高額療養費制度により外来での自己負担は月1万8000円が上限
*負担増対象者は約370万人で1人当たりの平均自己負担額は年間2万6000円の増加に
となっています。
いきなり25.3万円の医療費が50.6万円になったりしたりはしないようです。でも激変緩和措置の切れる2026年以降はどうなるんだろう。高額療養制度にひっかかるところで打ち止めか?
実際今でも、MDS(骨髄異形成症候群)を患っている義父の場合、高額療養費制度にひっかかって、病院の会計でも請求額0円のことが多い。
さて、この後期高齢者医療費負担一部2割への変更は、知らなかったですが相当もめたようですね。
日本医師会はかなり反対したとか。そりゃお得意様のお年寄りが病院に行くのを控えるようになったら、収入が減りますもんね。
医師会の言い分は下記の日本医師会のサイトに載っています。
しかしこれだけ現役世代が経済的に苦しんでいるのに、お年寄りだけが相も変わらず優遇されるというのもどうなんでしょう。
うちの親も恩恵は受けていますが、ちょっと制限はあるべきだと思います。
ちなみに医療費2割負担はだいぶ医師会と公明党に骨抜きにされたようですが、それでもシンゾー君とガースー君が尽力したそうです。知らなかった。