早朝の金沢駅です。北陸2泊3日旅行の2日目です。
北陸新幹線
7時26分発の北陸新幹線はくたか号に乗って一駅、新高岡に向かいます。
平日ですが自由席はガラガラでした。
13分ほどで新高岡に到着しました。
城端線
新高岡駅で城端線に乗り換えです。
城端線の新高岡駅です。城端線は高岡駅と南砺市の城端駅を結ぶJR西日本のローカル線で路線距離は29.9㎞。単線で全線非電化です。1897年に中越鉄道として開業した、富山県で最も古い鉄道だそうです。
3両編成の古そうなディーゼルカーがやってきました。車内は高校生でいっぱいでした。
富山県立高岡南高校のある戸出駅で多くの高校生が下りて行きました。
30分ほどで砺波駅に到着しました。
城端線は線路が古いのか、縦揺れがひどくお尻が割れそうになりました。昔、健康器具でロデオボーイっていうのがありましたっけ。あれくらい揺れました。よく脱線しないなという感じ。
砺波市
砺波市の人口は約4万7千人。ゴールデンウィークに開催されるチューリップフェアと田園地帯に防風林に囲まれた家がポツンポツンと建つ散居村の風景で有名です。
運送大手のトナミ運輸は砺波市かと思いましたが、調べてみると本社所在地は隣の高岡市になっていました。
田園地帯を歩きます。
砺波チューリップ公園
駅から徒歩10分ほどの距離にある砺波チューリップ公園にやってきました。
毎年開催されるチューリップフェアのメイン会場です。2023年は4月22日(土)~ 5月5日(金・祝)で開催されたそうです。
妻がいつかチューリップフェアを見に行きたいとよく言っていたのが、ここに来た理由ですが、実際期間中に来場すると混雑でイラっとしそうです。
チューリップタワーに登ってみました。チューリップが植えられていたと思われる場所は、黒いビニールシートがかぶされていました。
東方向の眺めです。
公園内を流れる用水ですが、砺波の町を歩くといたるところに水路があり、水が豊富です。庄川から引いてきた用水路ですね。
でも富山県では、冬場に人が用水路に落ちる事故が比較的多く発生しているような記憶があります。
観光用かもしれませんが5連の水車がありました。
チューリップ四季彩館
チューリップ公園に隣接するチューリップ四季彩館にやってきました。年間を通して本物のチューリップが鑑賞できる屋内施設です。入場料は大人310円とお手頃です。
花好き、植物好きな人なら、写真撮影を楽しむだけで入場料の元はとれると思います。
チューリップの原産地は主に中央アジア、トルコ、ヨーロッパだそうです。一カ所ではないようです。
年間を通してチューリップを咲かせる秘密は、抑制栽培と促成栽培のふたつの方法にあるそうでうす。球根の段階で冷蔵したり、冷凍保管したりするようです。
チューリップ生産の歴史
砺波では冬に積雪があり、冬場の水田が活用できない状態となります。
冬場でもなんとか副収入を得たいと考えた水野豊蔵という偉い人が、チューリップの球根生産を思いついたそうです。チューリップだと秋に球根を植えて春に球根を収穫することができます。
大正時代のことですが、当時はチューリップ自体が珍しく高値で売れたそうです。頭がいい人がいるものですね。
ちなみに一つの球根から育ったチューリップからは、分球といって何個かの球根が取れるそうです。一個から一個ではないんですね。
切り花で売るのではなく、球根生産がメインになるので、春になると花を咲かせたチューリップは球根を肥大させるために早めに刈り取られるそうです。少しもったいないような気もします。
チューリップソフトクリーム
見学後は館内のカフェでチューリップソフトクリームを食べました。ソフトクリームがセットされたお得な入場券も販売していました。
チューリップの味がしました。(笑)
エレガガーデン
時間があるので近くの富山県花総合センター(エレガガーデン)に行ってみました。
無料で入れる温室があるので行ってみました。人は誰もいませんでした。
ランの種類が多かったです。