氷見線の越中中川駅で下車しました。高岡市役所、高岡市美術館や高岡古城公園の最寄り駅になります。
高岡市美術館 藤子・F・不二雄ふるさとギャラリー
駅から徒歩5分ほどの高岡市美術館には、藤子・F・不二雄ふるさとギャラリーがあります。
漫画家の藤子・F・不二雄(藤本弘)先生の出身地が、この高岡だったんですね。
藤子不二雄A(安孫子素雄)先生は氷見が出身で、家庭の事情で高岡に引っ越してきてF先生と知り合ったそうです。
二人の天才の運命的な出会いですね。
その後1954年に上京して、トキワ荘を経て、1961年に川崎市多摩区に引越し定住。
入場料は500円です。
館内は写真撮影不可です。
藤子不二雄先生が10代の頃からの漫画の原稿が展示されていました。まだ学生時代、二人が尊敬する手塚治虫先生に原稿を見せたら、先生はそのクオリティにたいへんビックリされたそうです。
そりゃそうですね。これだけの国民的作品を残していますのでね。
私も小学生の頃は藤子不二雄先生の漫画やアニメにかなりお世話になりました。
ドラえもんはもちろん、怪物くん、忍者ハットリくん、おばけのQ太郎、プロゴルファー猿など。特にドラえもんとパーマンは好きでした。
小学生の頃は漫画家になるのが夢でした。😀
でも中学校に上がるころになると、漫画全般ですが、あまり見なくなってしまいました。何やっていたんだろう? あまり記憶がありません。
ギャラリーを見てみると知らない作品もずいぶん多いものです。
高岡市内の公共物には、ところどころで藤子不二雄先生の漫画キャラクターが登場します。
高岡古城公園
美術館からほど近い高岡古城公園にやってきました。
無料で見ることのできる高岡古城公園動物園があります。
ちょうどクジャクが羽を広げていました。ナイスタイミング。発情期か?
射水神社
古城公園内にある射水神社です。越中国一宮です。主祭神は瓊瓊杵尊。
何と読むのだろうと思ったら「ににぎのみこと」でした。難しすぎる。
射水神社の西側に芝生の広場があり、旧高岡城本丸跡の碑がありました。ここに加賀前田家2代当主前田利長が高岡城を築き、高岡は城下町として発展しました。
加賀というと能登を除く石川県をさすイメージがありますが、江戸時代の加賀藩は加賀、能登、越中(今の富山県)の大半を領地としていて、このあたりも加賀藩だったわけですね。知らなかった。富山藩だと思っていました。(のちの富山藩は加賀藩の支藩)
さすが加賀百万石。
高岡大仏
日本三大大仏のひとつ、高岡大仏にやってきました。高さは16mあります。
ここを訪れるのは今回で2回目で、前回は車で来ました。大仏はもっと大きかったような気がしましたが、今回は少し小さく感じました。
大仏の台座の下は部屋になっていて、入ってお参りすることができます。
山町筋
大仏から10分ほど歩いて、歴史的な建物が多く残る山町筋にやってきました。
国の重要伝統的建造物群保存地区として選定されており、「加賀前田家ゆかりの町民文化が花咲くまち高岡-人、技、心-」の構成文化財として日本遺産にも認定されています。
高岡駅
高岡駅に徒歩で向かいました。路面電車の万葉線が走ります。高岡、伏木、新湊は万葉集の歌人、大伴家持ゆかりの地のようです。高岡駅前にも大伴家持の像がありました。
万葉線は今回乗りませんでしたが、高岡駅と新湊(現射水市)の越ノ潟間12.9㎞を結びます。新湊はむかし白エビを食べに行きました。
積雪時にはありがたいアーケード。高岡はけっこう大きな町ですね。
人口16万2千人で県庁所在地の富山市に次いで第2位。明治時代になって市制が誕生した時に、市になった全国31市のうちのひとつだそうです。昔からかなり栄えていたんですね。
高岡駅に到着しました。あいの風とやま鉄道で富山に向かいました。