近鉄南大阪線の当麻寺(たいまでら)駅です。奈良県葛城市です。
私の書く旅行記事ですが、いつも駅の紹介から始まりますね。(汗)ワンパターン化しているのでなんとかしたいです。
正直、省略してもいいんですけどね。でも日記だから書いちゃうんですよね。
土地勘ある人にとっては親切な情報かもしれません。
當麻寺
目指す當麻寺(たいまでら)は二上山の麓にあり駅から徒歩10分。
途中に相撲館がありました。すぐ近くに相撲の開祖・当麻蹴速の塚があるからだそう。
旧当麻町のマンホール。當麻寺の牡丹がモチーフ。牡丹園があるようです。
道すがらの住宅の玄関はどこも変わったしめ縄が飾られています。
年中しめ縄を飾りところはどこかでも見たことがありますが、不思議なパーツがついているのは見たことないです。
いよいよ當麻寺ヘ。仁王門です。
仁王像は左側の一体だけ。右は修理中の張り紙がありました。
国宝に指定されている日本最古の梵鐘。中の釣り鐘ですね。白鳳時代だそうです。白鳳時代は大化の改新(645)から平城宮遷都(715)までの間になります。
けっこう大きなお寺で有料ゾーンが4カ所ほどあります。當麻寺は京都の大徳寺みたいなイメージですかね、独立した僧院が寺内にいくつかあります。
中之坊
そのうちのひとつ中之坊。
中将姫伝説のあるお寺ですので、中之坊の中にはゆかりの剃髪所があったりします。
中将姫の像です。
正直、中将姫が誰なのかよくわかりません。
中之坊に課金(500円)すると庭園、書院、重要文化財の茶室、中将姫ゆかりの宝物をおさめた霊宝殿を見ることができるようです。
後ろにそびえる国宝の東塔も間近に見ることができるのかな。
伽藍三堂
国宝の曼荼羅堂(本堂)です。曼荼羅堂と金堂、講堂の三堂を拝観するのに500円です。
曼荼羅堂ではご本尊として、中将姫が織ったとされる當麻曼荼羅が巨大な厨子(国宝・天平時代)の中に収められ、源頼朝寄進の須弥壇(国宝・鎌倉時代)上に安置されているそうでうす。
金堂、講堂には白鳳時代から鎌倉時代にかけての仏像がいろいろあるらしい。見てないけど見ればよかったかな。
當麻曼荼羅 | 當麻寺 中之坊と伽藍堂塔 -奈良県 葛城市-
西塔
国宝の西塔です。東西の塔が現存する寺は全国でも當麻寺だそうです。
奥院 秘仏・秘宝特別開帳
奥院では秋の秘宝・秘仏特別開帳が開催されていました。1,000円です。秘宝・秘仏と言われるとそそられますね。
ちょっと値が張りますが意を決して見てみることにしました。
秋に染まる浄土庭園も見ることができるらしい。(^^)/
宝物殿です。秘仏・秘宝がありました。内部は撮影厳禁です。
パンフレットを写真撮影したものですが、大きな仏像2体のほかに、このようなかわいらしい仏像も多数ありました。二十五菩薩来迎像ですね。
いつも仏像を見て思うのですが、現代はテクノロジーなどは進化しているけれど、美的な感覚や美術の才能というのはあんまり変わっていないのかも。あるいは昔の方がすごいかもです。
今回、特別公開の大方丈(重要文化財)。
方丈とはお寺の住職が住む建物ですね。
大方丈は江戸時代の建物で重要文化財。
6つの間に襖絵が描かれています。
これが今回の特別公開のひとつですね。
平成30年秋、日本画の巨匠上村淳之画伯によって當麻寺奥院「大方丈」に奉納された「花鳥浄土」です。
上品な絵ですね。
写真撮影はOKです。
ふだんは公開されていないという枯山水の方丈庭園です。
北側には「茶室慈教庵庭園」があります。
紅葉が見事でした。
奥院から見る西塔。
もっとも西側にある極楽浄土をイメージした浄土庭園です。けっこう最近作られた感じのする庭園ですね。