セミリタイアと言ってもなんだかの刺激というか単調な生活へのアクセントが必要ですので、昨夜は地元の文化ホールで行われたオペラのコンサートに嫁と一緒に行ってきました。
会場はホールといってもそのリハーサル室で行われたので聴衆は100人くらいです。
特に舞台セットなどはありません。
本当にただの音楽室にパイプ椅子を並べたような部屋です。
私の場合、音楽は演歌とアニソン、ヒップホップ系の一部の説教臭い音楽(すいません湘南乃風みたいなやつ)以外ならクラシックでもジャズでも何でも聞いて楽しめるのですが、生オペラは初めてでした。
出演者は歌手4人とピアノ1人、そして解説者というミニコンサートのような感じです。
演目はドニゼッティの「愛の妙薬」のハイライト版で約90分のコンサートです。
やはり生は違いますね。
ちょっとそこら辺のカラオケ自慢とは違います。(比べるのが失礼)
声量に圧倒されます。
歌唱はすべて原語であるイタリア語です。
英会話が趣味の私としてはイタリア語の歌詞をすべて暗記し間違えずに歌う(実は気づかないだけで間違えているかもしれない?)のが凄いと思います。
しかも情感込めて歌わないといけないので歌詞の中身も理解しているのだろうなと推測します。
出演者はこの東海地方の無名に近い若手声楽家ばかりだったんですが、それなりにこの道を選んでいるだけあって想像以上に上手でした。
今後の有望株たちなんでしょうね。
コンサート代は800円と格安でした。
800円が100人で売り上げ8万円、出演者6人で割って1万5000円、でも部屋の使用料やチケットの販売委託手数料などを引くといくら残るのだろうかとちょっと心配してしまいました。
毎日コンサートやるわけじゃないでしょうし、どこかで彼らは私と同じでダブルワークしているのでしょうか?
こういうまったく私と畑違いの仕事をしている人たちの世界や裏側がすごく気になります。