まーきちのお気楽生活

正社員からバイト暮らしを選んだ旅好きなおじさんの日記

退屈に耐えられない人たち

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目次

 

退屈を訴える人が増えている

 

コロナで外出自粛で家にひこもって退屈だと訴えている人が多くなっています。この私もそうなんですけど。

 

家に閉じこもっていると目に入ってくる景色は変わり映えしませんし、目の前にいる人はいつも妻だったり夫だったり同じ人です。

 

もし外出してショッピングモールに行こうものなら、これでもかと商品が魅力的に並べられ物欲が刺激されますし、気の合う人と飲みに行けば楽しいひとときが過ごせると思います。

 

ネットが大きな役割

 

しかし現在ではネットがかなりの部分でその代役を果たすことができます。

 

ネット上のモールでは店に行かなくても買い物できますし、最近ではオンライン飲み会なんて言葉も出てきています。

 

有名人作成の動画が無料で配信され外出自粛中でもできるだけ退屈しないような動きもあります。

 

そして家庭ではアマゾンプライムやNetflixなどは大人気だと思います。

 

子供のころは退屈はいつものこと

 

しかし考えてみると私が小学校のころ、今から40年前ですが退屈だなあと思う時はしょっちゅうありました。

 

さすがにテレビは既にありましたが、昼間は子供が興味の持ちそうな番組はほとんどなかったですし、まだテレビゲームとかもありませんでした。

 

思い出すとそのころの暇つぶしの中心は親に買ってもらった本で、本を読むとき以外はボケーっとしていたような気がします。

 

それこそ風にそよぐ窓の外の木の葉や、夕方にだんだん暗くなってくる空の色の変化を見て退屈をしのいでいたようなこともありました。

 

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さらにそれより前はテレビもなく、あるのはラジオと新聞くらいなものだったと思います。それでも人々は普通に暮らしていました。

 

うちの祖母なんかは近所に生えているヨモギをとってきて団子を作ったり、祖父は庭いじりをしたり一人で将棋をしたりして過ごしていました。なんだかんだでやることはあったようです。

 

時代が進むにつれ退屈への耐性が低下

 

そして時代が進んでお金を出せば、ほとんどの物とサービスは手に入るようになりました。

 

次第に人々は効率化のもとに自分の専門の仕事だけに集中するようになりました。そして空いてしまった時間にネットが入り込んでくるようになりました。

 

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その流れにとどめを刺したのはスマホの登場です。人はスマホさえあればどこでも刺激を得ることができるようになりました。

 

ニュースも映画も音楽もすべて手のひらの中です。わからないことも検索すればいつでもどこでも答えを知ることができます。これにより人間の退屈への耐性は劇的に下がったと思います。

 

ネットもドラッグのようなもの

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退屈への耐性がさがるとせっかちな人が増えてくるのではないでしょうか。退屈への耐性がない=忍耐力が無いと言ってもいいでしょう。

 

特にコロナで顕著ですが、多くの人がカリカリしています。スーパーやドラッグストアの店頭で、またはツイッターなどのSNSで、怒りと不満を爆発させています。

 

そしてコロナは怖い怖いと言いながら新たな刺激を求めてコロナのニュースを追いかけます。

 

日々増えるコロナの感染者、死者数や志村けんさんや岡江久美子さんなど有名人の死も退屈しのぎのコンテンツになっています。

 

退屈への耐性を高めるには

 

世の中4Gから5G、6Gに移行すると、さらにその流れが加速しそうです。通信が遅いとイライラしたり、スマホの充電が切れそうになると落ち着かなくなったり禁断症状が出てくるのではないでしょうか。

 

わたしも技術の進歩の流れにはついていきたいとは思いますが、ただ流されるだけではなく、自分でよくそのデメリットも考えながら取り入れようと思います。

 

そして退屈への耐性を高めるにはやはり意識的にスマホなどを遠ざけるデジタルデトックスの時間を設ける、読書や散歩、料理、囲碁に将棋、楽器演奏などアナログの趣味をもつことではないでしょうか。

 

そして1日10分の何もしない時間が持てるといいですね。