まーきちのお気楽生活

正社員からバイト暮らしを選んだ旅好きなおじさんの日記

シマノ自転車博物館に行ってきました

スポンサーリンク

 

 

自転車部品メーカーのシマノ


f:id:tamikiti67:20221123174308j:image

大阪府堺市にあるシマノ自転車博物館です。シマノは世界的な自転車部品メーカーですが、釣りが好きな方は釣り具のイメージが強いかもしれません。

 

ロードバイクやマウンテンバイクを乗っている人にはおなじみの会社。

 

私も一時期、ガチで自転車競技やっていましたので、シマノ製品にはお世話になりましたし、シマノがスポンサーのレースも多くありました。

 

ja.wikipedia.org

 

自転車はけっこう分業制で、ブリヂストンやパナソニックなどの完成車メーカーもありますが、そのような会社もパーツは自社では作っていません。

 

部品メーカーからパーツを集めて組み立てるのですが、シマノはママチャリからプロが使用する競技用自転車まで、多種多様のパーツを製造する日本最大のメーカーですね。

 

強みは技術力を生かした競技用の高級パーツです。

 

シマノ自転車博物館の概要


f:id:tamikiti67:20221123174402j:image

シマノ自転車博物館は、もともと堺市の大仙公園に隣接してあった「自転車博物館サイクルセンター」が新築移転し、2022年(令和4年)3月25日にリニューアルオープン。

 

けっこう新しい博物館ですね。建物も内部もとてもきれいです。入館料は大人500円。タダではないです。

 

展示スペースは1階、2階、4階で構成され、自転車誕生期から最新の自転車までの世界の自転車の歴史や、科学的視点で見た自転車などについて、世界の自転車の実物をベースに、パネル、映像などを使い展示されています。

 

1階 ミュージアムプラザ


f:id:tamikiti67:20221123174504j:image

自転車の歴史をたどる10分ほどの映像上映があります。あとの展示をよく理解するためには、映像はきちんと見ておいた方がいいと思います。

 

2階 ホワイトキューブ

 

Aゾーン 自転車のはじまり


f:id:tamikiti67:20221123174541j:image

黎明期の自転車の実物展示がメイン。上部はパノラマスクリーンになっており、定期的に自転車の発展の歴史に関する映像が流れます。


f:id:tamikiti67:20221123174627j:image

1817年、今から200年前に発明された、ドライジーネと呼ばれる世界最古の自転車です。地面を足で蹴って走るんですね。ちゃんとハンドルがついて方向を変えることができます。


f:id:tamikiti67:20221123174704j:image

その後、前輪にペダルが直結され足でこいで走るようになります。足が地面から離れましたね。


f:id:tamikiti67:20221123174753j:image

オーディナリーと呼ばれる自転車。金属製のリムに金属製のスポークが発明されています。前輪が大きくなりスピードが出るようになりましたが、転倒の危険性が高い危ない乗り物でした。


f:id:tamikiti67:20221123174841j:image

今の自転車と同じようにチェーンとギヤがある後輪駆動の自転車が発明されました。


f:id:tamikiti67:20221123174935j:image

その後、今と同じような空気入りのタイヤが誕生し、乗り心地が圧倒的に改善されました。

 

Bゾーン 自転車のひろがり


f:id:tamikiti67:20221123175101j:image

こちらはもう少し新しい自転車から最先端の自転車まで、いろいろな用途に進化発展した自転車を展示しています。


f:id:tamikiti67:20221123175132j:image

こちらは初期のロードレーサー。


f:id:tamikiti67:20221123175153j:image

こちらはもうちょっと新しいですかね。おそらく1950~1960年代。


f:id:tamikiti67:20221123175219j:image

リヤディレーラー。


f:id:tamikiti67:20221123175246j:image

クランク。


f:id:tamikiti67:20221123175310j:image

フロントディレーラー。


f:id:tamikiti67:20221123175337j:image

ブレーキレバー。軽量化のための穴あき加工が施されています。


f:id:tamikiti67:20221123185911j:image

こちらは1980年代初期でしょうか。ブレ―ワイヤーがハンドルに沿うようになっていますね。エアロタイプ。


f:id:tamikiti67:20221123185948j:image

シマノ製最高級コンポ、当時のデュラエースαXのシフトレバー。Wレバーとも言いますね。


f:id:tamikiti67:20221123190009j:image

最近はあまり見かけないブレーキのタイプ。


f:id:tamikiti67:20221123190103j:image

こちらはCEEPOというブランドの2022年型のトライアスロン用自転車。デュラエース搭載で価格は150万円くらいするみたい。パーツ50万、ホイール30万、フレーム70万くらいかな。

 

Shadow-R | CEEPO JAPAN


f:id:tamikiti67:20221123190126j:image

最新型のデュラエース搭載。


f:id:tamikiti67:20221123190147j:image

11段後ろギヤ。私が乗っていたころは7段から8段への移行期で、8段でもすごかった。ハブの幅は変わっていないと思うので、同じスペースにより沢山のギヤを組み込むのは技術の進歩。


f:id:tamikiti67:20221123190204j:image

デュラエースのビンディングペダル。

 


f:id:tamikiti67:20221123190222j:image

ディスクブレーキですね。ロードバイクにディスクブレーキが搭載されるようになってきたのは21世紀になってからですかね。私のやっていたころには無かった。


f:id:tamikiti67:20221123190254j:image

別の自転車ですがデュラエースのブレーキレバー。1990年ごろからWレバーがなくなり、ブレーキレバーで変速操作するようになってきました。

 


f:id:tamikiti67:20221123190321j:image

デュラエースのフロントブレーキ。

 


f:id:tamikiti67:20221123190337j:image

同じくフロントディレーラー。


f:id:tamikiti67:20221123190410j:image

私の小学生の頃、こんな自転車が流行っていました。


f:id:tamikiti67:20221123190430j:image

漫画雑誌の裏表紙とかによく広告が載っていましたね。


f:id:tamikiti67:20221123190454j:image

買ってもらえなかったけど、ちょっと憧れていた。


f:id:tamikiti67:20221123190515j:image

ダウンヒル競技用のマウンテンバイク。前後ディスクブレーキで、フロントサスのストロークがハンパない。もちろんリヤサスもついている。

 


f:id:tamikiti67:20221123190543j:image

実際のロードバイクを持ち上げてその軽さを体感するコーナー。こちらの自転車で6.9㎏。さすがに7㎏を切ると軽い。私が乗っていたころはカーボンフレームが登場し始めた頃でしたが、それでも8㎏台が一般的。

 

自転車ギャラリー


f:id:tamikiti67:20221123190635j:image

ギャラリーコーナーですが、高級車がけっこう無造作に飾られています。


f:id:tamikiti67:20221123190654j:image

イタリア製のコルナゴ。昔からレースで使用されている伝統と歴史のあるメーカー。


f:id:tamikiti67:20221123190711j:image

伝説のヒルクライマー、マルコ・パンターニが乗っていたイタリアのカレラのフレーム。クラウディオ・キャップチもカレラチームでカレラのフレームに乗っていましたね。


f:id:tamikiti67:20221123190728j:image

ベルギーの英雄、エディ・メルクスのブランドのフレーム。その後ろは今もメジャーなトレックですね。


f:id:tamikiti67:20221123190751j:image

コルナゴと同様、昔からレースに使われてきたピナレロのフレーム。ホイールはデュラエースのエアロホイール。


f:id:tamikiti67:20221123190814j:image

イタリアのフランチェスコ・モゼールのフレーム。マニアにはたまらんですね。吊るすのではなく一台一台床に置いてもらって、溶接の具合など360度から鑑賞させていただきたい。

 

チネリやLOOKのフレームも見てみたい。シマノと関係ないけど。


f:id:tamikiti67:20221123190838j:image

こちらはマウンテンバイクですが懐かしいロックショックスのサスペンション。今もあるのかな。


f:id:tamikiti67:20221123190905j:image

FOXも私がやっていたころから有りました。

 

4F:自転車歴史回廊


f:id:tamikiti67:20221123191900j:image

4階はシマノの誇る最高級コンポーネントのデュラエース、XTRが展示されていました。


f:id:tamikiti67:20221123191948j:image

マウンテンバイク用の最高級コンポーネントのXTRシリーズ。セットで買うと昔から20万円以上していたような。それにフレーム、ホイール、サドル、ハンドル、サスなどを揃えると完成車で50万円コース。


f:id:tamikiti67:20221123192003j:image

ブレーキレバーにシフト変速レバーが内蔵されていますね。

 

f:id:tamikiti67:20221123192048j:image

ディスクブレーキが出てきていますね。


f:id:tamikiti67:20221123191709j:image

最新型のデュラエースのクランク。デザインだけでいうと、ごつすぎてあまり好きではないです。


f:id:tamikiti67:20221123191726j:image

リヤ11段変速を可能にするリヤディレーラーもすごいですね。昔はギヤごとの位置決めシステムもなかったんですけど、私がやっている頃からSISシステム(シマノインデックスシステム)という位置決め機構が登場してきました。

 

f:id:tamikiti67:20221123191742j:image

11段フリーホイール。シマノは創業以来、フリーホイールの製造を強みにして発展してきたメーカーのようです。


f:id:tamikiti67:20221123192124j:image

最新型のXTR。おいくらなんでしょう。値段は書いていません。