予約投稿するつもりの記事がたまりにたまっています。1日2記事とかになるとちょっとクドいと思いますがアップさせていただきます。
「家康と一向一揆」展
安城市歴史博物館の特別展「家康と一向一揆」を見に行ってきました。
当時の一向宗、親鸞が開いた浄土真宗ですが、ムチャクチャ影響力が強かったんですね。
三河一向一揆は家康三大危機のひとつ。
安城市には三河一向一揆の一揆側の拠点であった本證寺があります。
家康も苦しめられた三河一向一揆は1563年から1564年にかけて発生、松平家(家康側)と三河三ケ寺と門徒側についた一部松平家(安祥松平家や本多正信などの家康の家臣含む)との争いです。
三河三ヶ寺は本證寺のほかに上宮寺、勝鬘(しようまん)寺です。
本多正信と言えば後の江戸幕府の老中ですね。(大河ドラマ「どうする家康」では松山ケンイチ)
うーん、ややこしい。
(大河ドラマは第1話で早くも脱落(-_-;) )
一向一揆は結果的には家康側の勝利に終わり、三河において松平家の支配が強まることになりました。
三河一向一揆のあとになりますが、浄土真宗が東本願寺と西本願寺に分裂したのは1570年の石山本願寺一向一揆(今の大阪城の地)がきっかけなんですね。
織田信長と和睦した当時の石山本願寺の当主であった顕如と三男准如が現在の西本願寺へ、徹底抗戦を主張して家康に近づいた長男の教如が東本願寺へ分裂。
親子喧嘩か・・(笑)
家康にとっても巨大な影響力を誇っていた真宗が2つに分裂したことは都合が良かったようです。
一向一揆は知っていますが、こういうの高校の日本史で習ったのかな?まったく覚えていないです。
館内は平日にも関わらず、大河ドラマの影響でしょうか、多くの人で賑わっていました。
展示物は書状や古文書などの二次元が中心でかなり玄人向け。甲冑や武器といった物は無いです。
観覧料は500円。
本證寺へ
歴史博物館のあとは自転車で30分ほどのところにある本證寺へ行きました。
本證寺は城郭のように二重の堀が張り巡らされていました。まさしく戦うための寺だったんですね。
写真の内堀は夏には蓮の花が咲き乱れ、地元では蓮の名所としてそこそこ有名。
外堀は現在は見られませんが発掘調査で確認されています。
堀の中には町があり、寺内町を形成していたようです。
ママチャリで巡りましたが、本證寺からの帰りは北風が強くペダルをこいでもこいでも進まず死にそうでした。