高齢者向けに自治体はいろいろサービスを行っているんですね。
実家のある市では、主に一人暮らしの高齢者向けに「あんしんボタン」という名の緊急通報システムを提供しています。
市のホームページによると、「あんしんボタン」は災害や急病などの緊急時に迅速かつ適切な対応を行えるよう支援するため、押しボタンにより緊急通報ができ、協力者の駆け付けや救急要請が行われる装置だそう。
実家の86歳の母が、父を担当していたケアマネジャーさんに勧められて、このサービスに加入することになりました。
利用料は無料です。
利用条件は
(1)75歳以上のひとり暮らし高齢者
(2)在宅生活を送るうえで、持病などにより常に注意が必要な次のいずれかに該当する人
- 65歳以上75歳未満のひとり暮らし高齢者
- 身体障害者手帳1級または2級を持つ18歳以上の人
母は86歳一人暮らしですので、問題なく対象者です。
市の申請用紙に必要事項を記入して申し込むと委託業者から電話があり、開線手続きの日について相談がありました。
開線は作業者が自宅に来て行うそうなので、私が帰省する日に合わせて来てもらいました。
当日、作業者はソフトバンクの箱を持ってやってきました。みまもりケータイ4と書いてあります。
箱の中身はこんな機器が入っています。なんか防犯ブザーのようですが、これで通話できるんですね。
固定電話と接続するため使用できる範囲は家の中と庭ていどになるそうです。
真ん中のボタンを押すと「あんしんセンター」というところに連絡がいき、担当者から「どうしましたか?」と問いかけがあります。
もし問いかけに対し返事が無い場合は、救急車の手配のほか、事前に登録している3人に電話連絡がいくそうです。
事前登録者はご近所で母が仲良くしてもらっている60代の女性、それに私の妹、私の3人です。ご近所さんはやはり大事ですね。
この「あんしんボタン」で提供されるサービスは、365日24時間の緊急通報のほかに健康・介護などに関する相談サービス(365日24時間)、月に1度の安否確認電話「お元気コール」となります。
これらはALSOKの関連会社が行っているようです。
このようなサービスは自治体を通さなくてもセコムやALSOKが提供していますが、月額利用費に機器代をはじめとする初期費用がけっこうかさんだりします。
自治体のサービスがあれば、利用させてもらうのがベターだと思います。
充電器にセットされたみまもりケータイです。
防水機能がないため風呂に持って入ることはできません。年寄りの風呂での事故は珍しくないと思いますので、それがちょっと心配ですかね。