2日目は新潟から酒田を経由して仙台へ向かいます。途中、酒田の街を観光します。
新潟駅から酒田へと向かいます
昨日の続きで仙台を目指します。朝8時の新潟駅です。今日もあまり天気は良くありません。小雨混じりです。
村上行の普通電車に乗車します。ほんとうは9月に引退する観光快速列車「きらきらうえつ」に乗車したかったんですが指定席の予約が取れませんでした。予約が始まる7月21日当日に予約したんですが既に席はありませんでした。瞬殺だったようです。
村上駅行の普通列車ですが駅間距離が長いので、そこまでもたもたした感じはしません。新潟平野の水田地帯を快走します。
村上駅に到着しました。ここで酒田行普通列車に乗り換えます。
酒田行きはなぜか気動車でした。全線電化の羽越本線だと思うのですが・・
4両編成ですが異なった3種類の車両が連結されています。あまり車両のことは詳しくないですが、相当な年代物ですね。
このタイプのシートは久しぶりに見ました。懐かしいですね。
羽越本線の村上ーあつみ温泉間は名所の笹川流れに代表されるように、美しい海岸線で知られているようですが、あいにくのお天気でイマイチです。残念。
府屋駅が新潟県最後の駅となり、次の鼠ヶ関駅から山形県になります。
府屋駅あたりから三瀬駅にかけては6月の山形県沖地震で屋根が破損した住宅が目につきます。
鶴岡に近づいてくると水田が広がります。愛知ではこんなにきれいな田んぼは無いですね。ちょっと感動しました。さすが米どころの庄内平野です。
最上川を鉄橋で渡ると終点の酒田は間もなくです。
酒田駅に到着しました。出発時と違っていい天気になってきました。
レンタサイクルで酒田の街を散策します まずは昼ごはん
酒田駅構内にある観光案内所でレンタサイクルを借ります。無料です。
獅子舞が有名なんでしょうか、いたるところで見かけます。酒田市のゆるキャラも獅子がモチーフになっていました。
商店街には巨大獅子もいました。
酒田港内の飛島行きフェリー乗り場横にある酒田海鮮市場にやってきました。
お目当てはネットで下調べした「海鮮どんや とびしま」さんです。新鮮な海の幸をお手ごろな価格で食べることのできる人気店です。海鮮市場の2階にあります。
平日の午後1時半過ぎでしたが混雑しています。セルフサービス式になっており窓口で注文し、マイクで番号が呼ばれたら自分でカウンターまで取りに行きます。
私は普通の海鮮丼(1,000円)を頼むつもりでしたが、オーダーする段階になって王様の海鮮丼(1,800円)に変更してしまいました。まったくそんなつもりはなかったんですが・・
しかも今が旬の岩ガキとイカ刺しも注文してしまいました。
結果、妻の鮭とイクラの親子丼をあわせてこのお値段になってしまいました。海鮮丼はもちろんおいしかったのですが、特筆すべきは岩ガキの絶品ぶりですね。こんな濃厚でクリーミーなカキは食べたことがありません。まったく臭みもありません。イカ刺しをやめてもう一皿岩ガキでよかったです。
山居倉庫を観光しました
酒田のシンボルとも言うべき山居倉庫です。庄内米の集積地として栄えた往時の繁栄ぶりがわかります。
一部が土産物屋と庄内米歴史資料館になっている以外は、現在もお米の倉庫としてJA全農山形が管理しています。
倉庫の裏はケヤキ並木となっています。
300円払って庄内米歴史資料館を見学しました。展示物に比べて300円はちと高いかと思いましたが、がんばれ東北ということで良しとしましょう。山居倉庫自体は入場料不要なので、これが入場料みたいなものですね。
山居倉庫はNHKのこのドラマの舞台にもなったそうです。私は見たことありませんが。
即身仏を安置する海向寺と日和山公園
海向寺にやってきました。ここは二体の即身仏(ミイラ)を安置することで有名なお寺で即身仏を拝むこともできます。(500円)
しかしグーグルマップの口コミを読んでいるとお寺の人がかなり親切に案内してくれるそうで、そこまで信心深くなく、ちょっと即身仏を見たいだけの物見遊山の私たちだと良くないかなと思いやめておきました。海鮮丼でお金使いすぎた後なので節約の意味もあります。
海向寺の前にはこんなスポットもありました。
庄内地方を舞台とした映画「おくりびと」で撮影に使用された旧料亭跡です。すいません、おくりびとは見たことありません。
海向寺の周辺一帯は日和山公園という公園になっています。俳人松尾芭蕉もこの地を訪れたそうです。松尾芭蕉は旅行ばかりしていていいですね。何で生計を立てていたんでしょうかね。
ここ酒田では芭蕉は次の二句を詠んでいます。
「暑き日を 海にいれたり 最上川」
「あつみ山や 吹浦かけて 夕すヾみ」
日和山公園から見る酒田の街並みと最上川(奥)。わりと大きな街です。レンタサイクルで3時間半だけでは見どころはとてもまわりきれません。時間をほとんで列車の中で費やす青春18きっぷの旅のデメリットですね。
絵になる風景の多い酒田の街でした。
今夜の宿泊予定地 仙台へ
酒田駅からは陸羽西線で新庄駅へ向かいます。列車の全部には奥の細道の文字が見えますね。「奥の細道最上川ライン」という愛称があるようですね。東北地方の列車はこのように観光要素を取り入れたデザインだったりネーミングが多いような気がします。JR東海にはないですね~。
1時間ほどで新庄駅に到着しました。山形新幹線、初めて見ました!
新庄駅からは陸羽東線になります。東北本線の小牛田駅へと向かいますが、この列車は昨日乗った飯山線とカラーリングがよく似てますね。でもあちらはディーゼルか・・・
新庄駅をでて間もなくすると日が暮れてきました。
鳴子温泉駅で小牛田行きに乗り換えます。直通で走ってくれないんですね。乗ってきた列車は新庄へと折り返し運転します。
小牛田駅に到着です。「こうしだ」ではなく「こごた」です。こうしだだと思ってました。
ここからは東北本線です。電車もだいぶ都会っぽくなりました。6両編成?編成もだいぶ長くなりました。
仙台駅到着です。今日も長い一日でした。お疲れ様でした。