この記事は電車の中で書いています。
今日は青春18きっぷを使用して信州伊那路への日帰り旅です。朝7時半の豊橋駅飯田線ホーム。
まずは新城行き普通電車に乗ります。
長い長い飯田線
飯田線は愛知県の豊橋から長野県の辰野間、路線距離195.7kmで駅が96もある、全線乗車はかなりきつい路線として有名ですね。
直通列車もあるようですが乗車時間は6時間とのこと。
幸い私は長時間乗車もあまり苦にしないので、自宅ー豊橋ー辰野ー塩尻ー名古屋ー自宅と、伊那路、木曽路を、途中寄り道しながらぐるっと一周することにします。
昨日は土砂流出があって飯田線が一時不通になっていたようですね。それも復旧して今日はいい天気でラッキー。
飯田線で土砂が流出 一時運転見合わせ | 信毎web - 信濃毎日新聞
新城で途中下車
新城駅に到着しました。接続列車の乗り換え待ちを利用して、駅前を散策。
新城市は愛知県東部の山あいの地方都市です。駅前は少し寂れた感じ。愛知県あるあるですが、駅前より街道沿いのほうが栄えていることがよくあります。
ローカル線ぽい新城駅の駅舎内。
天竜峡行きの普通電車に乗ります。豊橋からこれに乗っておけば良かったという説もあります。
飯田線の車内
飯田線は思いのほかグレードの高い車内です。普通列車でもリクライニングで窓も大きいですね。
トイレもきれい。
奥三河ののどかな山あいを走ります。
中部天竜駅で途中下車
難読駅名が多い飯田線。そのひとつの出馬駅。しゅつばと読んでしまいそうです。
まだ愛知県です。
中部天竜駅で20分ほど停車です。ここは旧佐久間町、今は浜松市天竜区です。
ここでも改札口を出て散策します。
天竜川にかかる橋。このあたりは巨大ロックフィルダムで有名な佐久間ダムの下流域。
ダムで堰き止められているせいか水量少なめの天竜川。
秘境駅を通過
再び電車に乗り水窪駅のあたりです。こんな山奥にもそこそこの町がありますね。
以前は水窪町でしたが、ここも現在は浜松市。浜松市広すぎ。
そして電車は長いトンネル抜け、秘境駅と言われるいくつかの駅に停車していきます。
ここは小和田駅。佐久間ダムのダム湖の崖にへばりつくように存在します。全国秘境駅ランキング3位らしい。
そしてここは愛知、静岡、長野の3県境となります。ダム湖の対岸は渡ることはできませんが愛知県最奥部。
長野県に入り、中井侍、伊那小沢、鶯巣の次の平岡はこのあたりでは大きな町。天竜村の中心地。
平岡、為栗の次の温田駅で高校生がたくさん乗車してきました。県立阿南高校の生徒たち。
天竜峡駅に到着
12時10分、豊橋を出発してから5時間弱、この電車の終点の天竜峡駅につきました。
ここで観光することにします。
天竜峡といえば天竜下り。駅のホームにも人形がありますね。
あれ、純和風の顔を想像していたら違った😅 何やら不敵な笑み。
男性も異国の人? 口が半開きで顔がイッちゃってますね。
天竜峡遊歩道
駅の外に出ます。駅前は観光案内所と数件の商店があります。
雪を被った中央アルプスを望みます。
天竜峡下りの筏も見えます。でも営業はしていなさそう。
シーズンには多くの観光客を載せてここを筏が下って行くんですね。
峡谷沿いの遊歩道を歩くと大きな岩がありました。
つつじ橋という名の吊り橋があります。
渡ってみましたが、丈夫な吊橋です。
天竜峡パーキングエリア
さらに歩いて三遠南信自動車道の天竜峡パーキングエリアにやってきました。
伊那谷を望む高台にあります。
かなり新しいパーキングエリアです。
ここに新しい観光名所「そらさんぽ天竜峡」があります。さっそく行ってみます。
そらさんぽ天竜峡
昨年グーグルマップで見つけて以来、来よう来ようと思っていました。
そらさんぽは高速の天竜峡大橋に設けられた施設です。
天龍峡大橋(てんりゅうきょうおおはし)とは、長野県飯田市にある三遠南信自動車道の橋。天龍峡インターチェンジと千代インターチェンジの間にあり、天竜川とJR東海飯田線を跨いでいる。橋桁の下部には天竜川の水面から80 mの高さの「そらさんぽ天龍峡」という遊歩道が整備されている。
2019年11月17日に開通したそうなので、このそらさんぽ天竜峡もできてまだ2年もたっていないですね。
高速道路橋の橋桁の下に遊歩道が設けられています。
天竜川の水面からの高さ80mということですが、怖さはまったくありません。
天竜峡を渡る飯田線が眼下に見えます。残念ながら飯田線は1時間に一本くらいしか通らないので、私が渡っている間に電車が来ることはありませんでした。
遊歩道は両サイドとも10cm角くらいの金網になっています。写真撮影は網を避けるようにスマホのレンズの位置を決めて行います
そらさんぽを渡りきった対岸から見た天竜峡大橋。ドライブでも気持ちよさそうですね。また次回は車で来てみよう。
飯田市名産リンゴ
駅まで2kmほど来た道とは別の道(行きは天竜川の右岸、帰りは左岸)を歩きます。このあたりは飯田市、リンゴ畑が広がっています。青春18きっぷでは無理ですが、リンゴの開花シーズンに来るといいかも。
道端の無人りんご販売所。1袋300円は安いと思います。ただ500円玉と1,000円札しかなかったので買えず残念。
天竜峡駅に向かって急ぎます。
次の目的地は伊那市です。途中下車して伊那名物、地元グルメを味わうことにしています。
14:16発の岡谷行き普通電車に乗車です。
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