近鉄吉野駅
近鉄吉野線の吉野駅です。まずはコインロッカーに昨日まで着ていた衣類など不要な荷物をあずけます。
駅前にはピンク色のポスト。さすが桜の名所。
今日は駅から奥千本の金峯神社を往復する予定です。すべて舗装路、往復で12.6㎞の道のりです。
吉野山ロープウェイ
駅をでてすぐ、吉野ロープウェイの下をくぐります。現存する日本最古のロープウェイです。経営は吉野大峯ケーブル自動車で近鉄ではないんですね。
それで近鉄3日間フリーきっぷで乗車できないのか。納得。
山上にある吉野の町
吉野山の中心街は七曲がりと呼ばれる坂を登った山の尾根上にあります。
町の入り口にかかる大橋という名の赤い橋。
吉野と言えば今からおよそ700年前の南北朝時代、足利氏に追われた後醍醐天皇が南朝を開いた場所ですね。
道沿いには名物の吉野葛や和小物を売るお土産店のほか飲食店も並びます。また行者が使うほら貝や装束を売るお店もあります。
こちらは薬の陀羅尼助を売る商店。これも吉野の名産品? お腹が痛いときに飲む薬として子供の頃、実家に常備されていました。
金峰山寺蔵王堂
ひときわ大きい金峰山寺が見えてきました。
役行者が開祖の修験道の聖地。世界遺産で国宝の蔵王堂は現在工事中です。
内部にはそれはそれは印象的な青色の巨大な権現様が祀られていて、現在公開中なんですが料金は1,600円と高額。勧進価格なんでしょうけども高いっすね。
今回はやめておきます。(実は一度見たことがある)
金峰山寺公式動画
吉水神社
メインストリートから歩いて2分ほどのところに吉水神社があります。
桜のシーズンだけでなく紅葉の時期もいいですね。
神社には国宝の書院があるのですが、ケチってパスしてしまいました。
変なところでケチってしまう悪い癖が出た。今度いつ来るか分からないのに。
喜蔵院
喜蔵院さんは昔ユースホステルをやっていて一度泊まったことがあります。現在も宿坊として利用できるようですね。
竹林院
こちらも格調高い宿坊をされている竹林院さん。
不安定な天気
このあたりから雨がパラパラしはじめてきました。降水確率は0%だったのに山の天気は不安定です。
傘など雨具は持ってきていません。しばらく雨宿りしましたが、回復するかどうかわからなかったので小ぶりになったところで先に向かうのはあきらめ、吉野駅に引き返すことにしました。
せめて途中にある世界遺産の吉野水分神社(よしのみくまりじんじゃ)まで行きたかったんですが残念。
ここの社殿が好きなんですね。
あれ!?晴れてきました
しばらく来た道を引き返すと青空が見えてきました。時間はまだありますが、一度切れた気持ちは戻りません。このまま素直に帰ります。
吉野駅に戻ってきました。予定では16時半発の特急さくらライナーに乗車するはずでしたが、まだ昼の1時過ぎ。
スマホで特急券を購入して、13時半発の豪華特急「青の交響曲」で帰ることにしました。しかしよく青の交響曲という名前を付けたもんですね。さすが近鉄。
※このあと天気は再び悪化してきてやはり引き返して正解だったようです。