- 近鉄アーバンライナーで奈良県へ
- 信貴線 河内山本駅ー信貴山口
- レトロな西信貴ケーブル
- 信貴山口駅ー柏原駅
- 道明寺駅ー大阪阿部野橋駅
- 大阪阿部野橋駅から吉野へ
- 青の交響曲に乗車
- 麵屋いちびり
- 田原本線と生駒線
- 日本最古の生駒ケーブル
- 帰宅の途につく 生駒―名古屋
近鉄アーバンライナーで奈良県へ
近鉄名古屋駅8時半発の大阪難波行きアーバンライナーです。特急ひのとりが登場するまでは大阪ー名古屋間の最上位特急でした。レギュラーシートのほかデラックスシート車も連結されています
私は名張までの乗車です。
レギュラーシートの車内です。一番乗り。
前面展望を楽しめるかと思って先頭車の最前列を予約しましたが残念ながら壁でした。😅
今回は近鉄全線3日間フリーきっぷ(3,000円 特急券は別)を購入しました。連続する3日間、近鉄全線乗り放題です。いつも売っているわけではなく期間限定発売です。
もうすぐ名張駅到着です。乗降口のデッキからの前面展望。
名張駅で急行に乗り換え桜井駅に向かいます。
桜井駅で余計な荷物をコインロッカーに預け、JRまほろば線に乗り換えて三輪へ。三輪山に登りました。
信貴線 河内山本駅ー信貴山口
桜井駅から準急と普通列車を乗り継いで大阪府八尾市にある河内山本駅にやってきました。ここで信貴線に乗り換えます。
河内山本駅から2駅、信貴線の終点の信貴山口駅です。
ここでケーブルカーに乗り換えます。
レトロな西信貴ケーブル
信貴山口駅と高安山駅を結ぶ距離1.3㎞、標高差354mの西信貴ケーブル。大阪側から信貴山へのアクセスルートです。(廃止されましたが奈良県側には1983年まで東信貴ケーブルがありました)
料金は片道560円。3日間フリーきっぷで乗車できます。
信貴山のシンボルの虎の絵が車体に描かれています。
登るにつれ大阪の街並みが見えてきます。
平日の午後3時、乗客は私一人でした。
高安山駅から下ってきた車両とすれ違います。
山頂の高安山駅に到着しました。
高安山の三角点(標高488m)はここから徒歩10分ほどのところにあります。
信貴山を観光した後、高安山発最終のケーブルカーで下山しました。
明日の朝の始発までここで留め置きされるようです。
信貴山口駅ー柏原駅
信貴山口駅を出るころにはかなり暗くなりました。
河内山本駅前の松屋で夕食をとりました。
これから阿部野橋に向かいます。本来なら鶴橋まで近鉄で行って、鶴橋から大阪環状線に乗ればすぐですが、今回は近鉄フリーきっぷの旅です。できるだけ近鉄で移動します。
河内山本駅からは再び大和八木方面に少し戻り堅下駅で下車。堅下駅からJRおよび近鉄の柏原駅は徒歩8分ほどです。
柏原駅です。
同じホームにJR関西本線の乗り場と近鉄の乗り場があります。
右側の近鉄道明寺線に乗って大和側を越え、藤井寺市の道明寺駅に向かいます。道明寺線も信貴線と同じく全長2.2㎞の短い路線です。
短いですが八尾・柏原方面から羽曳野、藤井寺さらにその先の富田林、河内長野方面を結ぶ唯一の路線ですね。
夕方のラッシュ時ということもあって多くの乗客で混みあいまいした。
道明寺駅ー大阪阿部野橋駅
道明寺駅で大阪阿部野橋行きの近鉄南大阪線の電車に乗り換えました。
大阪阿部野橋駅に到着です。
大阪阿部野橋駅から吉野へ
ホテルのある新今宮駅から一駅分歩いて大阪阿部野橋へ向かいます。
阿部野橋駅から急行と普通を乗り継いで約45分、奈良県橿原駅の坊城駅で途中下車しました。
目的はだんごの購入です。
橿原神宮前駅から吉野までは特急に乗車しました。この区間の特急料金は通常520円のところ「伊勢志摩・吉野チケレス割引キャンペーン」で320円になりました。
橿原神宮前ー吉野間は約45分の乗車です。終点の吉野駅近くになると乗客の数はかなり少なくなりました。
吉野駅に到着しました。
青の交響曲に乗車
帰りも吉野駅から橿原神宮前駅まで乗車します。
たまたま近鉄の誇る観光特急のひとつ「青の交響曲」が発車するところでした。スマホで特急券を予約しました。
橿原神宮前駅までチケレス割引の特急券代320円に特別車両料金210円の計530円が必要でした。
ちょこちょこ近鉄に課金していますね。
青の交響曲は大阪阿部野橋ー吉野間を一日2往復しています。紺に金のラインが入った高級そうな外観です。
青の交響曲とはまたすごいネーミング。
車内も豪華です。3両編成で2両目はコーヒーやアルコールなどが楽しめるラウンジのほか、沿線の名産品を売るバーカウンターもあります。
応接室みたいな重厚インテリアの車内です。
4人掛けのサロン席です。
こちらはおひとり様用のシートです。私はこちら。
テーブルも豪華です。
シックな柄のカーテン。
車内販売メニューです。
奈良の地酒や青の交響曲オリジナルグッズも売っています。
約45分の乗車で橿原神宮前駅に到着しました。
麵屋いちびり
橿原神宮前駅で途中下車しちょっと遅めのお昼にします。
ほぼ駅前と言っていいでしょう。麺屋いちびりさんです。いちびりは関西弁でお調子者ということでしょうか。
つけ麺(830円)をオーダー。煮干し系の美味しいつけ汁とのどごしの良いつるつるもちもちとした麺でした。
しかしここで財布の中の現金があと残り80円しかないことが発覚。薬師寺でも行こうかと思っていましたが、たぶん現金しか使えないお寺系は無理ですね。
そこで近鉄フリーきっぷを使って乗ったことのない路線を乗り倒すことにしました。
田原本線と生駒線
橿原神宮前駅からは橿原線で大和八木駅を通り田原本駅へ。
田原本駅では田原本線に乗り換えます。
田原本線の起点は西田原本駅。田原本駅とは100mほど離れています。
新王寺行の普通列車に乗ります。
電車はのどかな田園地帯を抜け、20分ほどで新王寺駅に到着しました。
聖徳太子の飼い犬の雪丸が町のキャラクターです。ほんとうに聖徳太子が犬を飼っていて、その名は雪丸という記録があるのかな?(あったらごめんなさい)
田原本線の終点は新王寺駅でしたが、生駒線の起点は近鉄王寺駅。新王寺駅とは200mほど離れています。田原本線とは線路はつながっていません。
田原本線は孤立路線のようです。電車の搬入、搬出はどうするのだろう。(西田原本駅の北側に橿原線との連絡線があるらしい)
生駒行の普通電車に乗り込みます。
先月に登った生駒山が車窓から見えます。電車は生駒山地と矢田丘陵の谷間を北上します。
田原本線と生駒線は初めての乗車でした。
日本最古の生駒ケーブル
30分ほどで近鉄奈良線の生駒駅に到着。生駒ケーブルに乗り換えます。昨日の西信貴ケーブルにつづき、生駒ケーブルも近鉄3日間フリーきっぷで利用することができます。
生駒ケーブルは鳥居前駅と生駒山上駅をむすぶ全長2.0㎞、駅数5、標高差468mのケーブルカーです。鳥居前駅ー宝山寺駅間の宝山寺線と宝山寺駅ー山上駅の山上線の二区間に分かれます。
山上駅まで行くのには宝山寺駅での乗り換えが必要です。
生駒山上遊園をイメージしたメルヘンチックな車両。
宝山寺駅に到着しました。宝山寺駅周辺はふつうに住宅もあるので、通勤や通学にケーブルカーを使っている人も多いですね。ちょっとびっくり。
しかも途中に踏切が三か所あり、車も横断していました。これまたびっくり。
宝山寺駅にあった日本全国ケーブルカー一覧表ですが生駒ケーブルが一番長いようです。2番目は滋賀県の比叡山坂本ケーブルカー。
次の山上線のケーブルカーの発車時刻まで間があったので駅周辺を歩きました。この看板は先月の生駒山ハイキングの時も見ました。
生駒ケーブルカーは鳥居駅から生駒山上駅まで通しで乗ると片道500円です。
このケーブルカーで生駒山上駅を目指します。
宝山寺駅ー生駒山上駅間には梅屋敷駅と霞ヶ丘駅のふたつの途中駅があります。
生駒山上駅に到着しました。
先月も訪れた生駒山上遊園ですが、この日は休園日でした。休園日でもケーブルカーは運転されるんですね。
夕方5時、大阪湾に日が沈んでいきます。
17時09分の便で下山します。
また宝山寺駅で別の車両に乗り換え鳥居前駅へと下りました。
帰宅の途につく 生駒―名古屋
この後スマホのバッテリーが残り5パーセントになったため、生駒駅で駅前のKFCに入り夕食ついでに充電しました。
18時45分発奈良行の電車に乗って名古屋に帰りました。
特急は利用せず、すべて急行で名古屋まで帰りました。
今回は3日間フリーきっぷのうち2日間しか利用しませんでした。
しかし特急からケーブルカーまでいろいろな車両に乗車し、また信貴線や田原本線、道明寺線、生駒線などこれまで乗車したことのない区間も乗れて満足です。