まーきちのお気楽生活

正社員からバイト暮らしを選んだ旅好きなおじさんの日記

ホェールウォッチングとカヤックの思い出

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知床の遊覧船事故で亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、行方不明の方の早期発見を願っております。同時に捜索関係者の安全もですね。

 

それにしても楽しみにしていた旅行で命を落とすのは悲しいですね。

 

私もたまに小型船に乗ることがあります。

 

つい先日は大阪の渡し船、1月には清水港内の海上バスに乗りました。

 

これらは湾の中の穏やかな海ですが、外洋に出ると思いのほか波が高い。

 

沖縄・久米島でホェールウォッチング

 

15年ほど前ですが、沖縄の久米島でホェールウォッチングを体験したことがあります。

 

約3時間ほどかけて、クジラを探して海をひたすら小型船で航行します。

 

費用はひとり5〜6,000円くらいだったと思います。

 

こんな感じの船ですね。

 

クジラは太平洋を回遊しており、ホェールウォッチングのシーズンは12月から4月となります。

 

ただこの時期の沖縄は大陸からの季節風が常時強く、海はかなり荒れることが多いです。しかもホェールウォッチングでは近海ではなく、かなり沖合まで出ていきます。

 

その時もおそらく久米島と沖縄本島の中間くらいまで行ったと思いますが、360度見回しても陸が見えませんでした。

 

その日は風が強い曇り空でした。

 

視界に入るのはひたすら高い波だけ。船の舳先より高いんじゃないかという波が繰り返し襲ってきます。波しぶきも飛んできます。

 

波で持ち上げられた船は波が去ると急降下、なんども2階から1階にたたき落とされるような感覚です。

 

10人ほどの観光客が乗船していましたが、妻も含めてほぼ全員ゲロゲロでグロッキー。床でへたれこんでいました。

 

私はなんとか吐かずにいましたが、もしかして沈没するのではという恐怖を感じました。

 

そんな中でも、ほんの数秒だけですが波間にクジラの尾びれは見ることができました。

 

ただのパーツですが、これでまったく見られなかったら、ほんとにただの苦行です。

 

後半はクジラはいいから早く島に戻ってよーという感じ。

 

ホェールウォッチングはもういいです。こんな過酷なものだとは思ってもみませんでした。

 

 

タイ・プーケット カヤック体験

 

また、新婚旅行で行ったタイのプーケットでは、湾の中のマングローブ林でのカヤック体験というのにトライしました。

 

でも、そこはライフジャケット等はまったく用意されていなかったんですね。

 

同じツアーのドイツ人の親子はそれを知って、体験そのものをキャンセルしていました。

 

その時はずいぶん慎重な人たちだなあと思っていましたが、今となって考えると、私はろくに泳げもしないくせに無謀だったなあと思います。

 

この年齢になるとスリルにはそんなに魅力を感じなくなりましたね。安全第一です。

 

やめる勇気

 

今回の知床の事故では乗客にまったく非はないんですが、悪天候でもしかしたら船が・・と想像することができたら、寸前に個人レベルで参加をキャンセルできたのかもしれません。

 

(もしかしたら、そんな人もいたのかもしれません)

 

そして運行事業者はプロだから大丈夫だろう・・と考えがちですが、悪天候という時点でリスクが大きくなっています。

 

判断は難しいですが、危険性が高いときはやめる勇気が必要なのでしょう。

 

しかしお金を先に払っていたり、ずっと前から楽しみにしていたことだったりすると、なかなか止めづらいのは私も何度か経験があります。

 

ただ避けられるリスクは避けるに越したことないですね。

 

(今回の事故の責任は100%運行事業者にあると思います。)