まーきちのお気楽生活

正社員からバイト暮らしを選んだ旅好きなおじさんの日記

シネマ歌舞伎『 三谷かぶき 月光露針路日本 風雲児たち』を鑑賞しました

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大阪に妻と2泊3日で帰省してきました。


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帰省中、一日実家にいても退屈なので松竹系シネマコンプレックスのMOVIX八尾に行きました。アリオ八尾の4階にあります。


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うちの近所のイオンシネマと東宝シネマズのこの時期の上映作品はほぼ同じラインナップで、思いきり夏休み中の子どもたちに振っています。

 

大人が見られる映画は少なめ。

 

でも松竹系のMOVIXはちょっと違いますね。あまりよく知らない映画が上映されていました。

 

その中でもこの日見たのはシネマ歌舞伎「月光露針路日本 風雲児たち」です。さすが歌舞伎を興行する松竹ならではですね。

 

シネマ歌舞伎はよく知らなかったのですが、実際の舞台を撮影して映画用に編集したもので、この作品も東京の歌舞伎座で撮影されたようです。

 

シネマ歌舞伎は他にもワンピースや風の谷のナウシカなどがあり、歌舞伎界も古典の枠にとらわれず、けっこう攻めているんですね。

 

www.shochiku.co.jp

 

今回の物語は江戸時代に船の遭難でロシアに流された、大黒屋光太夫たちの日本に帰るまでの冒険です。

 

原作はこちらの漫画です。

 

原作:みなもと太郎、作・演出:三谷幸喜、語り:尾上松也

 

キャスト:

松本幸四郎、市川猿之助、片岡愛之助、八嶋智人、坂東新悟、大谷廣太郎、中村種之助、市川染五郎、市川弘太郎、中村鶴松、片岡松之助、市川寿猿、澤村宗之助、松本錦吾、市川男女蔵、市川高麗蔵、坂東竹三郎、坂東彌十郎、松本白鸚

 

出演者は松本白鷗、幸四郎、染五郎の三世代に、市川猿之助、片岡愛之助などなかなかの豪華メンバーですね。

 

実際に歌舞伎座で見たら料金はどのくらいか知りませんが、シネマ歌舞伎は2,200円です。

 

実は私は高校生の時に伝統芸能を学ぶみたいな授業があって、大阪で上方歌舞伎を1回(先代の片岡仁左衛門登場)、大人になってからは東京の歌舞伎座で「一幕見席」で1回見たことがありあます。

 

ただ、どちらもせりふ回しが難しく半分寝ていたかな?という状態でした。

 

intojapanwaraku.com

 

しかし今回、映画館で見てけっこう面白かった。笑いあり涙ありですね。出演しているのが歌舞伎役者というだけで、せりふ回しはほぼ現代劇と同じでスッと頭に入ってきますし、皆さんさすがに芸達者ですね。

 

歌舞伎ならではの見得をきったり、にらみを利かせたりといった顔芸もところどころにあるのですが実にかっこいい。

 

舞台と違って要所要所で役者の顔がアップで映るので、劇場の最前列で鑑賞しているみたい。生で見るのも良さがあるとは思いますが、映画館で見る良さもありますね。

 

約2時間20分の作品ですが、主役の松本幸四郎はじめ市川猿之助、片岡愛之助などはせりふの量も多いですが、完全に演じきるのはスゴイ。

 

この3人は私と同世代(ちょっと若い)ですが、かっこいいと思いました。

 

また機会があれば見に行ってみたいですが、東海地区で見られる場所がないのがつらいところ。

 

せっかくの素晴らしいコンテンツなので、系列の垣根を越えて東宝シネマズやイオンシネマとかでもやって欲しいですね。へたな邦画よりずっと面白い。

 

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