まーきちのお気楽生活

正社員からバイト暮らしを選んだ旅好きなおじさんの日記

beggar「物乞い」

スポンサーリンク

 

英語でbegは(お金や食べ物などを)請い求めるという動詞で、beggarは請い求める人という意味の名詞になって、日本でいうところの物乞い、乞食にあたります。

 

むかしイギリスを旅行していて、ロンドンのまちなかでこの beggar をよく見かけました。

 

だいたいが Help Me とか書いた段ボールを持って道端に座っています。その前にはお金を入れるお碗が置いてあります。意外と若い人も多かったような記憶があります。

 

イギリスはキリスト教国ですので、それなりにお金を恵んであげる人はいるんでしょうね。

 

また、私が子供の頃は大阪駅のガード下や地下通路に物乞いというかルンペン(死語?)というか、乞食の方がたくさんいらっしゃいました。

 

今風に言うとホームレスですね。バブル崩壊以前の好景気の時代だったと思いますが、その数は今よりずっと多かったと思います。

 

貧困とか格差社会が問題になってきているわりには、ホームレスの数に関しては逆ですね。それなりにホームレス支援対策は功を奏しているのでしょう。

 

ホームレスの実態に関する全国調査(概数調査)結果について|厚生労働省

 

その代わりにネットカフェ難民など、存在が表面化しにくくなってきているのかもしれませんし、ワーキングプア的な働けども働けども豊かになれない、ホームレス手前の層の割合が増えてきているのかもしれません。

 

ところで最近、私の住む市内の駅で、 beggar を見かけます。週に1回くらい駅に出没して、「生活に困っています、助けてください」という段ボールを持って、人通りの多いコンコースの端に座っています。

 

見たところ40代後半くらいで、私よりちょっと若い感じ。わりと普通ぽい恰好をしていてホームレスぽくはありません。パッと見ですが、障害があるようでもなく仕事もできそうです。

 

私は彼に小銭を寄付したりすることは無いのですが、一日座って多少のお金をもらえるのでしょうか? 

 

ダンボール持って多くの人が行き交う駅で座っているのは、鬼のメンタルだと思うのですが、その強靭なメンタルをなんとか働ける方向に持っていけないのかなと思います。

 

本人に聞いてみたいとも思いますが、もちろんそんな勇気はありません。

 

こんな郊外の市より、いろいろ支援団体のある名古屋市内に行ったほうが良さそう。

 

働き盛りの世代の男性に対する行政の支援はハロワくらいしかないのかな。ハロワも今お金がない状態を、すぐ面倒見てくてるわけじゃないし。

 

自分がその立場だとどうするだろうかと、ふと考えました。