まーきちのお気楽生活

正社員からバイト暮らしを選んだ旅好きなおじさんの日記

寺田屋事件の寺田屋に行ってきました

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京都市伏見区を散策しました。伏見桃山城、明治天皇陵を訪れた続きになります。

 

tamikiti67.hatenablog.com

 

 

 

御香宮神社


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御香宮神社(ごこうのみやじんじゃ、ごこうぐうじんじゃ)は、京都市伏見区御香宮門前町にある神社。式内社で、旧社格は府社。通称御香宮、御幸宮。伏見地区の産土神である。

神功皇后を主祭神とし、夫の仲哀天皇、子の応神天皇ほか六神を祀る。神功皇后の神話における伝承から、安産の神として信仰を集める。

御香宮神社 - Wikipedia

 

名前は知っていましたが、来るのは初めてです。


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重要文化財の表門。元和8年(1622年)、徳川頼房が伏見城の大手門を貰い受け、寄進したもの。


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拝殿から奥の本殿へと続きます。


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拝殿(割拝殿、京都府指定有形文化財) - 寛永2年(1625年)に徳川頼宣の寄進によって再建。中国の登龍門の故事に基づいた極彩色彫刻が唐破風元にある。

 

徳川頼宣は紀伊和歌山藩の初代藩主で家康の十男だそう。人の名前はすぐ忘れるからこうやって調べて書いても、次の日には記憶から消えていることでしょう。


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本殿は重要文化財。

 

境内には伏見の酒造メーカーの酒樽がたくさん奉納されていました。伏見は酒どころですね。

 

むかしこの近くの、タカラCANチューハイで有名な宝酒造に、単発バイトに来たことがあります。ひたすら酒瓶を入れるプラスチックのケースに、ホースで水をかけて洗ったような記憶があります。

 

大手筋商店街


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このあたり近鉄と京阪が近距離で接していて、手前は近鉄の桃山御陵前駅、奥は京阪の伏見桃山駅になります。


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京阪の踏切を渡ると大手筋商店街。


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写真を撮り忘れましたが、銀座発祥の地の碑があります。徳川家康がここに銀座、いまでいうところの造幣局を設けたそうです。

 

ja.kyoto.travel

 

黄桜カッパカントリー


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大手筋の南側の住宅と商店が混在する地区にあるのは黄桜カッパカントリー。


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子どもの頃、このカッパのテレビCMを何度見たことか。親と一緒にテレビ見ていて、おっ○いポロリのセクシーかっぱ登場にちょっと気まずい空気が・・

 

テレビ見なくなって久しいですが、まだやってんのかな。


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黄桜酒造の製品が購入できるお店に、簡単な資料館もありました。レストランもあります。

 

100CCくらいの小容量の商品があれば買って味見しようかと思いましたが、やっぱり1合からしかなかった。1合も飲んでしまえば普通に酔っぱらってしまうと思います。

 

(有料試飲コーナーがあったかもしれない)


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フォトスポットがありました。


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kizakura.co.jp

 

歴史の舞台の寺田屋


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黄桜の近くにある寺田屋です。坂本龍馬が襲撃された寺田屋事件の舞台となった旅籠です。(当時の寺田屋の建物は1868年の鳥羽伏見の戦いで焼失し、現在の建物は後に再建されたもだそうです)

 

坂本龍馬襲撃事件(さかもとりょうましゅうげきじけん)は、幕末の慶応2年1月23日(1866年3月9日)、京での薩長同盟の会談を斡旋した直後に薩摩藩士として寺田屋に宿泊していた坂本龍馬を、伏見奉行の林肥後守忠交の捕り方が捕縛または暗殺しようとした事件。寺田屋事件(てらだやじけん)、寺田屋遭難(てらだやそうなん)とも言う。

 

日本史の授業で出てきたような・・。よく覚えていないので勉強するつもりで見学しよう。


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龍馬や長州の三吉慎蔵らは深夜の2時に、幕府伏見奉行の捕り方30人ほどに囲まれ、いち早く気付いたお龍は風呂から裸のまま裏階段を2階へ駆け上がり投宿していた龍馬らに危機を知らせた。

捕り方は「肥後守(奉行)よりの上意」であるとして迫り、踏み込まれた龍馬らは「(奉行の権限の及ばない)薩摩藩士である」との嘘を主張したが、簡単に見破られた。龍馬は高杉晋作からもらった拳銃で、三吉は手槍を用いて防戦して、捕り方2名を射殺、数名を殺傷した。

しかし拳銃を持つ手を捕り方が刀で払おうとして、龍馬は手の親指(左右)を負傷。装弾ができなくなったと言うので、三吉が必死に槍で応戦する間に、お龍が裏木戸の漬物槽をどかし、辛くも裏木戸から家屋を脱出して路地を走り、材木屋に隠れた。

三吉は切腹しようとしたが龍馬に止められて、伏見薩摩藩邸に救援を求めに行くように依頼された。薩摩藩邸にいた留守居役大山彦八は藩士3名をつれて川船を出して救出に向かい、龍馬は九死に一生を得ることができた。すぐに京都の西郷隆盛のもとに報告が行き、吉井幸輔が早馬で伏見に来て事情を調べ、西郷は軍医を派遣して治療に当たらせると共に藩邸で警護させた。

翌日、薩摩藩邸は龍馬に対する伏見奉行からの引き渡し要求を受けたが、拒否した。

坂本龍馬襲撃事件 - Wikipedia


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前庭にある坂本龍馬像です。


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内部の見学は400円です。入場料を受付で払い、靴は脱いでビニール袋に入れ、2階に上がります。


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坂本龍馬や中岡慎太郎のパネルが並びます。


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ふすまですが何と書いてあるのか分かりません。

 

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南側の道路に面した2階の部屋。どこまで昔のまんまなんでしょう。


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窓から見る旅籠寺田屋の看板。しぶい。


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2階は6室ありますが、東側の前庭に面したひとつが実際に当時、坂本龍馬が滞在していた部屋。


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坂本龍馬が応戦したのに使用した、ピストルのレプリカも床の間に展示されています。坂本龍馬の肖像で右手を後ろに隠したものが多いですが、これは襲撃時に負傷した右手を隠していたんですね。なるほど。


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ピストルは高杉晋作が竜馬に贈ったもの。


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柱には襲撃時の刀の傷跡が残っています。手書きの字が若干コワい。


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急な階段で1階に下ります。


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1階にはお風呂がありました。坂本龍馬の妻となるお龍さんが危険を察知して、ここから裸のまま2階の坂本龍馬に知らせたというエピソードのあるお風呂。


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坂本龍馬に関する書籍が漫画から専門書までずらりと並んでいました。


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驚いたことに寺田屋には現在でも宿泊できるそうです。龍馬の部屋を除く残りの部屋で宿泊できます。

 

なお寺田屋事件は坂本龍馬襲撃事件の4年前にも、もうひとつの寺田屋事件が発生しているらしい。

 

薩摩藩志士粛清事件(さつまはんししゅくせいじけん)は、江戸時代末期の文久2年4月23日(1862年5月21日)に、旅館・寺田屋において、薩摩藩の事実上の指導者・島津久光が同藩の尊皇派を粛清した事件。寺田屋事件(てらだやじけん)、寺田屋騒動(てらだやそうどう)とも呼ばれる。

 

伏見十石舟


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酒造メーカー月桂冠の蔵が柳の木ごしに見えるフォトスポット。


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観光用の十石舟が運行されています。お客さんも乗っているのが見えます。

 

十石舟と三十石船 | NPO法人 伏見観光協会


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宇治川と繋がる豪川は、大坂と伏見間の水運に江戸から明治にかけて利用されたようで、月桂冠の蔵のあるあたりは荷下ろし場だったようです。

 

京阪電車 中書島駅


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5分ほど歩くと京阪電車の中書島駅です。宇治に向かう宇治線との乗換駅。


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ここから大阪に帰ります。