9月にも交通事故を目撃しましたが、また事故発生です。あちゃー。自分の心の中にしまっておくより、ここで吐き出して忘れることにします。
バイトの昼休み休憩中、外で何かがぶつかるような大きな音がしました。
すぐ交通事故だと思いました。2階にいたので降りてみると、建物のエントランス前の太さ30cmくらいある鉄柱に軽自動車が衝突していました。
柱はびくともせず、軽自動車はクワガタのようになって、柱にめり込んでいました。エアバッグが膨らんでしぼみ、クラクションがけたたましい音をたてたまま鳴り止まず、あたりは少し焦げ臭い匂いがしました。エアバックの火薬の匂いか、タイヤの空転したゴムの臭いでしょうか。
運転手はハンドルに突っ伏したままで意識がないようです。
この時点でまわりを10人以上が取り囲んでいましたが、誰かが真っ先に救急車を呼んでくれていました。
運転手はかなりの肥満体型の人で軽自動車から引きずり出すのも難しそう。救急車が来るまで、みんな傍観状態になっていました。
5分ほどで消防車を引き連れた救急車がやってきました。隊員は総勢8人くらい。
運転手を引きずり出すのが大変なようで、運転手は運転席ではなく助手席から出されていました。
ここでも5分くらいかかったでしょうか。
運転手は外傷は無さそうでした。ただその場で心臓マッサージを施され、AEDも使われました。電気ショックで体がビクッと動いたものの意識は戻りません。そのまま担架で救急車に乗せられ、運ばれていきました。
警察も第1陣がその頃にはやってきました。
運転手はたぶん余裕で100kgは越えていそうな、長髪の40歳くらいの男性でした。ぱっと見はレスラーみたいな感じです。その時は血色が悪いのか元々色黒かわかりませんが、日本人には見えませんでした。
(あとで聞いたら日本人)
現場の柱は有料駐車場の出口から20mほど。お金を払ってゲートを出た途端、何らかの発作が起きて意識を失い、アクセルを踏んだまま、道路へと出るカーブを曲がらずに柱にまっすぐ突っ込んだようです。
もし柱にぶつからず、柱と柱の間をすり抜けていたら、そのまま歩道を100mくらいは暴走していたかもしれません。そこは本当に不幸中の幸いでした。
次の日、建物の管理者から聞きましたが、運転手はそのまま亡くなられたそうです。
不謹慎ながら、正直言って、そうだろうなと思いました。驚きはしませんでした。ご冥福をお祈りします。
しかし救急隊が来る前になんとか引きずり出して応急処置できたら良かったのかな。素人には動かしたほうがいいのか悪いのかは判断が難しい。
しかし巻き込まれた人がいなかったからニュースにならないだけで、このような事故は日本中で毎日のように起こっているんでしょうね。
本当に怖いです。一寸先は闇です。