まーきちのお気楽生活

正社員からバイト暮らしを選んだ旅好きなおじさんの日記

奨学金という名の借金

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news.yahoo.co.jp

 

記事に登場する奨学金を借りた某男性の話です。

 

 奨学金の残りは650万円。返し終わる頃にはもう50代だ。広島市西区の男性(31)が学生時代に借りた総額は700万円に上る。博士課程まで進んだが、安定した正規職には就けなかった。今は日中に高校の非常勤講師、夜は派遣社員のダブルワークに励む。手取り17万円の月給をやりくりし、月3万3千円をせっせと返済してきた。

 

 そうでなくてもギリギリの生活を襲ったのがコロナ禍だった。昨年とおととしは月収が5万円近くダウン。最近は物価高で食費も削れない。

 

うーん、よく700万円も借りましたね。さんざん借りといて、いまさら返せないからなんとかしてほしいというのも、ちょっと虫がいいいのでは。

 

奨学金というと、住宅ローンと並んで社会的に容認される借金ですが、借金は借金です。

 

記事にもありますが、お金を借りるにもかかわらず、「奨学金」という名称が、なんだか良いことしているような錯覚を起こさせている気がします。

 

返済義務のある奨学金は「学生ローン」でいいんじゃないかと思います。そもそも借金してまでレジャーランドのような大学に行くべきかという問題もありますし。

 

 日本学生支援機構の奨学金を利用する人は、2020年度は約120万人で、20年前の1・7倍に増えた。2人に1人が借りている計算だ。労働者福祉中央協議会の調査によると、借りた額の平均は324万円。500万円以上の割合も12・4%に上る。返済が「苦しい」と感じている人は正規雇用で41%、非正規雇用で59%。返し終えるまで平均15年かかっている。

 

貧困化する日本において奨学金の利用者は増えてきているんですね。二人にひとりというのはけっこうな割合。私の学生時代はまわりに奨学金借りている人はそんなに多くなかったですね。

 

これでは貧困の再生産。社会人のスタートから大きなハンデ。

 

現状、大学行かないと就職の選択肢が狭まるデメリットはありますが、将来の返済とよく天秤にかけて決めないといけませんね。

 

 

 

と、エラそうなこと言っていますが、私が大学に行けたのも100%親のスネカジリです。😀 かじれるスネはかじりつくせですね。

 

私の場合、非常に恵まれていて、親がすべて学費を出してくれたので(在学中の国民年金も)、奨学金を利用したことはありません。

 

バイトはしていましたが、すべては遊ぶ金のため。

 

このことに関しては親に感謝していますが、地方公務員歴38年、カタブツの父とは子供の頃からずっと折り合いが悪く、面と向かって「ありがとう」は言ったことはありません。

 

いまさら言おうにもボケちゃって、私が誰かもわからない状況です。親不孝者です。

 

その代わりになるかどうかわかりませんが、なるべく実家に帰って母親のサポートをするくらい。母へのサポートが父へのサポートにもなるかと思います。せめてもの恩返し、罪滅ぼしです。

 

それにしても、せっかく学費出してくれたのに、私自身は職を転々とし、今はバイト暮らし。若干うしろめたさはありあますね。

 

時代が違うとはいえ、同じ職場で定年まで勤め上げ、家を建てて、私の学費、妹の学費を全部出して、祖父母を看取り、ボケる前は家を建て替え、自分の親ながら尊敬します。

 

私なら絶対ムリ。