小田急の豪徳寺駅で下車しました。その名前を聞いたことのある豪徳寺に行こうと思います。
改札口を出ると招き猫が鎮座していますが、豪徳寺は招き猫発祥の地と言われているそうです。
豪徳寺までは徒歩10分。
ですが、道を間違えて豪徳寺の外周を大回りしてしまいました。入り口は南側の一か所しかないんですね。
豪徳寺
豪徳寺の中へ。朝方は天気がよくありませんでしたが、晴れてきて暑いです。
豪徳寺(ごうとくじ)は、東京都世田谷区豪徳寺二丁目にある曹洞宗の寺院。元は臨済宗。山号は大谿山(だいけいざん)。一説には招き猫発祥の地とされる。
本寺付近は、中世の武蔵吉良氏が居館とし、天正18年(1590年)の小田原征伐で廃城となった世田谷城の主要部だったとされる。
文明12年(1480年)、世田谷城主吉良政忠が伯母で頼高の娘である弘徳院のために「弘徳院」と称する庵を結んだ。当初は臨済宗に属していたが、天正12年(1584年)に曹洞宗に転じる。
寛永10年(1633年)、彦根藩主・井伊直孝が井伊家の菩提寺として伽藍を創建し整備した。寺号は直孝の戒名である「久昌院殿豪徳天英居士」による。
平成18年(2006年)に猫の彫り物が施された三重塔が新たに建立された。
仏殿です。
本堂です。
私は愛知県民ですので、招き猫は常滑焼の常滑市が発祥だと思っていまいした。
豪徳寺の招き猫は一般の招き猫とはちょっと違うようです。
豪徳寺の招福猫児は小判を持っておらず、右手をあげています。招福猫児は、人を招いて「縁」をもたらしてくれますが、福そのものを与えてくれるわけではありません。
人との大切な「縁」を生かせるかどうかは、その人次第。
報恩感謝の気持ちがあれば、自然とその人のもとに福が訪れる、という教えから、小判を持たず、右手だけをあげています。
参拝客が奉納した招き猫が膨大な数になっています。招き猫の大きさは8種類あり、500円から7,000円だそうです。
こちらの絵馬は1,000円。
干支と招き猫の絵馬もありますね。(1,000円)
寺務所です。
井伊家の菩提寺ということで一角に井伊家墓所があります。国指定史跡です。
桜田門外の変で暗殺された井伊直弼の墓もあります。
井伊直弼の墓です。南無阿弥陀仏。あっ、違った。曹洞宗は南無釈迦牟尼仏らしい。
三重塔です。
豪徳寺は都会の真ん中にあるわりに、緑が多く静かでとても良い雰囲気のお寺でした。紅葉のころに訪れてもきれいだと思います。
東急世田谷線
暑いし疲れたので東急世田谷線に乗って小田急豪徳寺駅に戻ろうと思います。東急世田谷線は三軒茶屋と下高井戸の間5㎞を走るトラムです。
運賃は均一で160円。交通系ICで乗車可能です。
豪徳寺から徒歩3分の宮の坂駅です。
乗るのはこちらの招き猫デザインの車両でした。
つり革も招き猫。床などにも猫の肉球ペイントがあったりして子供にウケそう。
豪徳寺駅との乗換駅である山下駅に到着。
下北沢でランチすることは決めていますが、まだ午前10時です。思いつきで明治神宮に行くことにしました。